げに恐ろしきは日本の○○

秋篠宮ご夫妻、結婚から25年
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ネットの人生相談を見ると、「姑に男を産めと迫られる」「一人生めば二人目はと責められる」という愚痴はいくらでも目に入るし、そういう意見に世間は概して同情している。共に怒り、ともに嘆いている。
「心の病気を家族に理解されない」「パニックでうつで云々」もしかり。
そしてまた、英王室に向ける日本の国民の視線のやさしさ。
お金をかけてダイエットにいそしんでも、着飾って夫婦でどこにお出かけしても、ただ「ほほえましい」で祝福するのみ。
海外の国々を回り、恵まれない子どもたちへの支援活動に熱心で夫婦は不仲、離婚後はアラブのお金持ちと恋に落ちてパパラッチに追い掛け回されて事故死したダイアナ妃も、大人気である。
（これが日本の皇室なら稀代の売女扱いでしょう）
さて日本の皇室では、あれほど完璧と言われた美智子妃殿下でさえ、嫁いですぐに「一般人の嫁いびり」という試練にさらされ、痩せ細りみるみるやつれ、一時は失語症にまでなった。
身近で、ストレスで言葉がしゃべれなくなる人などそういない。それでも周囲は、「あんなにきれいな服を着て美味しいものを食べさせてもらって贅沢な」と心無い感想を持ったものだ。
その苦難を越えた美智子皇后を、様々な憶測で苦しめた国民は、まるで苦行層の試練を称えるように愛する。げに自分勝手で残酷な国民性だと思う。
さて、雅子妃が散々皇室入りから逃げ回ったのは知るひとも多いと思う。
一度ははっきりと断り、たびたび外国に渡り、できる限り回避を目指した。
もともとキャリアウーマンを目指す彼女のやりたいことと皇室入りは全く一致していなかったのだ。
それでも皇太子の「どうしてもだめでしょうか」という再三の「お願い」に、一般家庭である小和田家は折れた。これ以上皇室に恥はかかせられないという限度を迎えたのだ。皆がしり込みするこの役目を誰もかれもが辞退していては、お家存続にかかわる。

結果、これである。

皇室入りにそれほど抵抗のなかった、恋愛からはいった女性と、懸命に逃げ回り将来の皇后という座に引き込まれた女性と、明暗ははっきり表れた。
そして私たち国民は、彼女の命が尽きるまで、「役立たず」「病気になんかなって」「男も産めないで」とののしり続け、聞くに絶えない罵倒語を叩きつけ続けるのだろう。
日本全国総鬼姑大会。
なんと、彼女の罪なき一人娘にさえもだ。（これが一番理解不能です）

（女性は産まれる子どもの性別を選べない。そして不妊原因の多くが男性側にあるという科学的事実を、国民はこのさい無視したいらしい）

今私が一番気になるのは、日本の皇室が海外からどう見られているかよりも、その皇室に対して「ロイヤルニート」と石を投げ続ける国民がどう見られているかだ。
英王室を囲む空気は暖かく暖色で、日本の皇室を包む空気には陰鬱な気配がある。それは美智子皇后の時からそうだった。

雅子妃は、もう許してあげたらいい。一生閉じ込めてののしっても意味はないのだから、おうちに返して差し上げるべき。拉致監禁をやめればすぐにでもご病気」は快癒するでしょう。
そうして日本皇室は、「美味しいもの食べてきれいな服着て一生食べるに困らないなんて極楽じゃないの」と皇室暮らしがうらやましくて仕方ないたくさんの貧しい女性たちから公募すればいい。資格は、美味しいものさえ食べられればそれで幸せな、健康で多産系の腰回りのでっかい日本人女性。
できれば大家族系の血筋からもらえばいい。
変に家系だの知性だの優先するからこういうことになるのです。
「羨ましい」「なんて恵まれた環境」「皇室に入ったなら男が産めず責められるのは当然よね。私なら気合で産むわ」とぬかしている人が多いようだし、そういう人かそういう人の娘から選んだらいいでしょう。それも、四の五の言わさず、複数。
覚悟を決めてお国の為に嫁いだからには、いざ男が生まれなかったら「資格なし」として、自己責任で追い出され座を譲るのもいといませんよね。愛国心があるならば。とにかく、長年直系が男子不妊にあえいでいるんですから。
まあ、なかなか子どもが生まれずまた女性側が総鬼姑から攻撃されないように、不妊の原因がどちらにあるのか、男性側含めてデータは開示するのもいいですね。次なる手段を国民に理解していただくために。
又は、どんな環境に閉じ込められてもびくともしない耐性のある女性を、今の社会環境に毒されず皇室の空気とかい離しない隔離された場所で、子どもの頃からひそかに育てておくといいですね。

未来に向けて、嫁選びはどうぞ間違えないように。