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2015年06月22日12:28

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エッセイ集413:「作られた70年の節目」

戦後70年の節目ということで、首相談話に象徴されるように日中・日韓の過去の問題に焦点が当てられています。
またTVやその他マスコミでも、戦後70年の日本の歩みが特集され、今年65歳になる私にとっても自分自身の過去を振り返り改めて学ぶことが多い良い機会になっています。

ただ個人的には「戦後70年が何故節目なのか?」ということについては以前からずっと違和感を持っていました。
七五三や、初七日、七回忌など日本の伝統には、「七」という数字は良く出てきますが、世界的には70年目という数字が本当に節目なのでしょうか。

10年目、20年目、30年目まではそれらが節目というのが良く分かりますし、50年目というのも半世紀、60年目というのも二世代(Two Generations)ということで節目かも知れません。それに比べて「70年の節目」というのは如何にも説得力が乏しいように思います。

そこで、戦後60年から戦後70年の間に日中・日韓に何が起こったかを考えてみました。
中国についてはその間にGDPで日本を追い越し、世界で二位の経済大国になりました。それと同時に内部矛盾も拡大しているようです。
韓国についてはその間に親日政権から反日的な李明博、朴クネ政権に変わりました。それと同時に財閥依存の経済に大きな影が差しているようです。

過去を忘れ去ることは正しいことではありませんが、強いて言うと70年目というのは、もはや60年(二世代)を過ぎて、過去から決別し「未来へ向けての出発済みの年」であるように思います。

そういう意味で、70年目を意図的に「節目」と称して過去を強調するというのは、ただ単に中国や韓国の台所事情に便乗させられているだけのように思います。

「作られた70年の節目」の印象を持つのは私だけでしょうか。
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