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2015年06月17日23:05

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「心の病気」という表現


 精神疾患に対して

 「心の病気」

 という表現は蔓延しているが、私には違和感がある。


 うつ病が流行っているのは確かだと感じるが、うつ病は脳が弱っていて十分な考える力が得られなかったりそもそも、何か行動を起こすこと自体が 「高いハードル」 になってしまったりする疾患。


 なんで、日本でうつ病が流行るのか、という原因はいろいろと考えられるが、その問題はとりあえず置いといて、悪いのは 「心」 でなくて 「脳」 あるいは 「脳神経系」 だろう。

 「心」 がダメージを受けているのとちょっと違うので、「違和感」を感じるのである。


 例えばほぼ逃れることのできないような、親近者の死、のような事象で心を傷めることは、多くの人にある。

 あるいは、仕事で失敗したことのない人、なんてほとんどいないだろう。
 失敗したとき、自分を責めることもあるだろうし、周りから責められることもある。


 そうした出来事を、乗り越えて人は育っていくものだと思う。
 全部が全部病気になるわけではない。


 引用している記事の中間部は大分間違っているように感じる。
 所詮ライターが書いている記事。間違った認識を持って書いてしまっても仕方ないが、そもそも「ストレス」と「心の病気」と言っているものを結びつけようとするのはやや難がある。

 (もしそうだとすれば、米軍の空襲が激しくなり、いつ頭上から爆弾を落とされるかわからない状況になった昭和19年から終戦までは、今よりもっとうつ病全盛時代だったのでは? ベトナム戦争の時、ベトナムではうつ病が流行ったのか? 恐怖政治が敷かれた様々な時代はどうだったのか? )


 まあ、いいが生活習慣をきちんと確立すれば精神疾患が治るのだとすれば、精神科の専門医なんて必要なくなることは容易な論理である。


 どちからかというと、精神疾患を持っているから生活習慣は崩れやすい、という方が正しくて、この辺の認識はちょっとどうかなと感じる。

 あと、最後の方は、大事な点なのでもっと文字数を使って丁寧に記述すべきだが、記事の性格上そのような編集ができないのだろう。


 記事自体に自己矛盾を含んでいるので、この点どうしようもないのだが、山本晴義さんが労を惜しまず仕事をしていても、深刻な相談がある。
 本来なら毎日の診療や講演会、メール相談、で、深刻な問題は解消できていなければならないはずである。

 つまりこの記事の書き方なら、努力している山本晴義さんには、「力がなく」、深刻な問題も事前に防げない 「無能者」 と言っているに等しい。

 あ、これはあくまでもライターのまとめ方が悪い、との指摘です。
 なお、精神疾患を 「心の病」 という言い方をするのはやはり間違いだと。


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心の病気になりやすい人にみられる傾向
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=112&from=diary&id=3471694

 うつ病をはじめとした精神疾患の患者数は近年大幅に増加しており、厚生労働省のデータによれば2011年で320万人を超えています。
 社会問題にもなっている“心の病気”。その大きな原因の一つがストレスです。しかし、私たちの日々の生活にはストレスの要因となるものが溢れかえっていて、完全に逃れることはできません。

 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長で、心療内科医の山本晴義さんは、1973年に医師になって以来、毎日の診療や講演会、メール相談などを通して、労働者たちが生き生きと暮らすためのサポートの取り組みを進めてきました。
 特に2000年から始めた「勤労者メール相談」は、15年で7万件もの相談が寄せられてきたそうです。これは1日平均で約12件〜13件になります。しかも、その内容はうつ病や自殺をほのめかす深刻な相談が大半を占めているそうです。
 どうして人は、追い詰められてしまうのでしょうか。

■ストレスを溜めこんでしまう人はなかなか直らない?
 先にも述べたように、ストレスの要因はさまざまです。例えば「仕事のストレス」といっても、職場の人間関係や仕事の質と量、作業環境など多岐にわたります。最近では長時間のパソコン作業から精神面の不調に陥る人も増えているそうです。また、「仕事外のストレス」では、家庭内の不和、借金などのトラブル、健康問題などがあげられます。
 でも、うつ病になる人とならない人がいるのは確かです。それはどうしてなのでしょうか。

 山本さんはこう指摘します。仕事でストレスを溜めやすい人は、その仕事を辞めればストレスが溜まらなくなるだろうと考えがちです。しかし、そもそもストレスを溜めやすい性格をしているため、それを直さなければどんな仕事をしてもストレスを溜めてしまうことになります。
 大切なのはストレスに強い考え方であり、解消法であり、生活習慣をきちんと確立することなのです。

■10年後も20年後も健康で働けるために
 山本さんは、「メールで相談する」という行為ですら不安で、相談を送るために何日も思い悩んでいる人は少なくないといいます。その中で勇気を出して送ってきてくれた――そんな相談者の気持ちを理解し、受け入れた上で返事を書くように心がけているそうです。

 山本さんの執筆した『心の回復 6つの習慣』(集英社/刊)は、ストレスとの向き合い方、「交流分析」の見地から自分を知る方法、心の回復法などを説明する一冊。
 「あとがき」にこんな質問があります。「65歳〜70歳まで働くにはどうすればいいか」。もちろん、人脈やスキルといったものも大切です。しかし、大前提としてあるのが健康な体です。

 「うつ」は誰もがかかる可能性があります。だから、「無理をしている」と感じたら、本書などを参考にして自分自身の働き方を見直してはいかがでしょうか。それは、誰のためでもなく、10年後、20年後に理想的な自分でいるために大事なのです。
(新刊JP編集部)
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