熊本にレトロラーメンを喰いに行く。
本当は、熊本に佐賀ラーメンを喰いに行く、
というのが第一目的だったのだが、
バス路線が発見できず、交通センターで断念。
てくてくと30度近い熊本市内を移動。
レトロは、汚くこじんまりと、
そしてまあまあ美味い。
しかし、暑いなあ。
日陰を通って、てくてく。
現代美術館に向かって、てくてく。
あちゃ、道を間違ったぞ。
こっちに戻って、あっちに曲がって、てくてく。
あ
抹茶ソフトの看板が・・
日本の夏は、抹茶ソフト。
お茶屋さんに突入。
「抹茶ソフトと、深蒸し茶のホット、お願いします」
う〜ん、ゴクラクゴクラク。
よし、もう少し歩くか。
庵野秀明の特撮博物館は、あまり気が乗らなかったのだが、
まあ、行ってみて、何となく理由はわかった。
僕は、メカフェチでも、怪獣フェチでもないのだ。
宇宙船が並んでいても、何の感慨も無い。
とはいえ短篇映画「巨神兵東京に現わる」を見てしまうと
この展覧会への意見が一変に変わってしまう。
CGを使わずに、ミニチュア模型(日本の特撮現場)だけで
なんもかんも、やってしまおうという、この情熱。
すばらしすぎて、感嘆するばかり。
さらに、そのメイキングフィルムも上映されていて、
いろんな工夫や苦心惨憺が記録されているのだが、
その苦心のあとのセリフがつねに、
「すげえ」「これ、すげえ」ばかりで、
苦心の結果にみんな大笑いし、すげえ楽しそうなのである。
いいなあ。
これ、すごくいいよ。
28日まで。
個人コレクション展の部屋で、
小野田維の作品を見る。
テンペラの縦長の都市の図。
丸く、卵形にまとまっていて、
回りは金箔で荘厳され、なんか桃山チック。
よく見ると、都市は船の上に乗っており、
たぶんモン・サン・ミシェルなのだろう。
少しきらびやかで、すごく静かな宗教画。
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