mixiユーザー(id:20270607)

2015年05月31日00:54

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【介護】 よみがえる 『癖』

ハハは、認知症になったことが決定した当時は、無気力というか・・ 『自分が興味あること以外には興味ありません』 みたいな感じだった。

よく、認知症の親を手にかけてしまった(その親と同居していた)部屋に「○○は△△すること」って張り紙してあったりするけど(ウチもしてます)、あんまり効果がないように思う。
でも、ナニカの拍子に 『そこ』 に 『自分の知りたいことが書いてある』 ということは、どこかでわかってて、チラ見しているのをワタシは知っている(笑)。

ウチの場合、玄関のドア、応接室のカベ、ハハの布団の足元の上方に、「今日の日付」「何曜日は○○(デイサービス)に行く日です」の2つと、あとは場所によって「お迎えの車は9時過ぎ」とか「分別ゴミの曜日」とか「ワタシが寝てたら起こせ」とかかいてあるんだけど、全く見ないから、本日の更新をしばらくサボっていた(玄関の今日の日付なんて去年の5月である)。

そんなときに限って「今日は○日?」と聞いてきて、「ちがうよ。△日だよ」と言うと、「・・・あそこに○日て書いてあるのに、嘘、書かれたら困るわ・・・」と、被害者のようなことを言う。

あと、認定調査で調査員の人が来る時に、今日の日付を消しておいたら、そんなときに限って「お迎えの車は何時頃来ますか?」という質問で、これもカンニングですり抜けられてしまった。

ハハは自分が「デイサービス」に行っていることを認めない(笑)。
人には「整体に言っている」という。相手がそれですませてくれないときは「・・あ、デイサービスね」とごまかす。

でも、多分、デイサービスに行ってることは認めても、自分が介護福祉を受けていることは認めないだろう。
みんなに「女の子で、ぶぶちゃん、ようしてくれて、よかったねぇ」という言葉にはうなずいても、そこに「介護してもらって」という単語が入ったら、その人と別れた途端にワタシに悪口をいうに決まっているのだ。

そういうところは、やっぱりプライドがあるんだなぁ、と思う。

 * * * * *

ハハは焼肉を食べに行くと、焼き網一面に肉やら野菜やらをいっぱいのせては、チチに怒られていた。
「そんなもん、いっぺんに乗せても食べられヘン。こげるばっかりやねんから、食べきるだけ乗せたらエエやないか!(怒)」 ワタシも、そう思っていたし、今もそう思っている。

チチが亡くなってしばらくは、落ち込んで焼肉を焼く気もなくなってて、認知症の初期はやっぱり「興味のないことはしない」というポリシーから、肉を焼くのはワタシの役目だった。

それが、2〜3回前からかな。
トングをとって、ハハが肉や野菜を載せだした。
長らくブランクがあったのに、やっぱり焼き網上にいっぱいに、肉や野菜を乗せる。
「いっぺんに乗せたら、お肉真っ黒になるから、人数分づつ乗せたらええやん」といっても、すぐにリセットされる。

そして、当然、ワタシが食べ切れなかった肉や、ハハが食べなかった肉は、お留守番の誰かさんのためにお持ち帰りされるのだ。

ムッキーむかっ(怒り)
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