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2015年05月24日12:39

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メッキ製品は宝飾品にはならん。

せいぜい金張り(金合金の薄膜を貼り付けた加工)で無いと、宝飾品とは言いません。

金の厚さがメッキとは違いますし、加工方法が異なります。
とは言え、メッキと言うのは思いのほか高くつくものでちゃんとしたメッキ(18金以上)をすると金属ベルトつきの腕時計くらいの大きさで数千円かかります。メッキの加工代や利益は含みません。

身に着けるもの以外の手で触ることのあまりないような工芸品に使う時は、フラッシュメッキなどと言ういいかたをするごく薄いメッキをすることがありますが、これらは安いです。仏壇とかですね。十分の一くらい。
ただ、ちょっと手で触っているだけで摩耗してしまいますが。

最近の安物の時計やアクセサリーなどでは、イオンプレーティングでチタンの薄膜をつけて黄色っぽくした上にフラッシュメッキをかけたインチキ金メッキが多いです。(商品表示では金メッキと書ける)
ただ、これマスキングが面倒なので、部分的に金色の部分がある場合はちゃんとしたメッキだったりして、逆に全面より高かったりします。

メッキ屋に話をきくと、バイクのフレームや車のホイールとかに金などのメッキをしたがる客はいるんだけど、下地洗浄槽やメッキ槽に入りきらない場合が多い。いや、アクセサリー関係のメッキ屋だからと言うんでなく、そもそも金メッキはそんなに大きなモノにかけようという気が無い。
だって金の量が半端なく…とんでもない値段になってしまう。

かと言って車のホイールなんかだとあまり薄いと走ってるうちにどんどんはがれてしまう。
そこそこ丈夫なメッキ厚にすると、ほんとに金を使うなら数十万円。(一個あたり)そんなの払わんでしょう。いくら金がかかっても構わんと言ってる客って、一個一万円くらいだと思ってるんだよね。

ニッケルメッキで下地を入れて…今、身に着けるものでニッケルメッキはアレルギーがあるんで使えなくなってるけど車なら大丈夫…上から黄色い塗料をうまく塗れば金に見える。
車関係だとニッケルメッキをやってる工場はそこそこあると思うので、やはり餅は餅屋かな。

もうちょっと金らしい輝きが欲しいなら、さっき言ってたチタンのイオンプレーティングを組み合わせてもいい。IPの窯はホイールくらいなら入るし。

こういうのは宝飾品より工芸品の方が良いなあ。w

ちなみにメッキ価格は金の相場で動くので、今だともっとかかるはず。b

■自転車でもあり、“宝飾品”でもある―「Veloboo Gold」のパーツは金メッキ、フレームは竹、価格は511万円
(えん乗り - 05月24日 08:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=182&from=diary&id=3431462
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