先日のオフ会でLUXMANのE-1とアキュフェーズC-37という2台のフォノアンプを聴く機会を得られたことの影響は大きい。
自分のLYRA AMPHION PHONOの特徴・個性が、従来になく解ったのである。
透明度が高く、ハイスピードな一方で、ややクールでタイト。音をポーンと放り投げたような印象がある。
長所を生かしつつ、短所が浮き彫りにならないような鳴らし方を考えなければいかんな、と長く使っていて初めて思った。
CDを聴くと、アンプのB-2102にも似たような傾向を感じるから、相乗になっている可能性もある。
角を丸めたマイルドな音にする気はないが、重心を下げ、明度輝度を若干抑えるくらいのつもりで、ちょうどいいのではなかろうか。
それにはシェルターのHarmonyの導入の影響もある。
情報量は十分で響きは豊かだが、決してキラつくことはない。落ち着きのある出方をする。
手持ちの機種を使っていく上で、すべてその方向を目指す必要はないが、ヒントになる音だ。
とは言っても、AMPHION PHONOは入力負荷が固定だから調整はできない。機種変更もラインケーブル換えも無論、ない
そこでリード線交換となるわけだが、このような方向性を狙うとなると、それはPC-TripleCではないのである。
2月のオフ会を契機におぼろげに感じたことが、今回で確信に変わった。
この一週間、そのことをいくつかの機種で確かめて、これは宗旨替えなのではないかと。
少々困ったことになったと思っているのだ…
ログインしてコメントを確認・投稿する