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2015年05月20日10:35

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「永続敗戦論(戦後日本の核心)」白井聡

「国家」とは「国体」とは。
敗戦にあたり戦争指導者達が最終的に守ろうとしたのは
「国体護持」であった。
その「国体」とは何か。それは
あの戦争を引き起こした体制に他ならない。
そして彼らは、
敗戦を「終戦」と読み替えて
敗戦を否認し、責任を逃れ続けた。

戦争を引き起こした責任者とその後継者(子孫)は
「戦後レジーム」からの脱却と呪文を唱えながら、
結局、天皇に代わるアメリカという強力な「権威」を頂き、
永続可能な「戦争が出来る国」を目指している。
これを「永続敗戦体制」と呼ぶ。

年初、図書館で貸し出し予約したところ僕の前に16人の予約者がいて、
先日ようやく手にすることが出来た。
'13年3月発行の本で、2年経っても相変わらず予約者が多いと言うことは
それだけ多くの国民が、今の安倍政権に危機感を持っている現われであろう。

この本は今の安倍政権が出来上がった背景を理論的に解明して見せた。
あとは現実にどうすれば、この体制を打破するかが日本の課題となる。

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