mixiユーザー(id:23379704)

2015年05月18日00:19

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大阪都構想。

どうやら住民投票は反対という結果になったようで。
正直、この件について熱心に勉強はしてないから、良かったとも悪かったとも評価する立場にありません。

ただ、個人的にずっと以前から言っているのは、
「首都機能のバックアップシステムは絶対に必要だ」ということ。

今の東京一極集中では、そう遠くない将来必ず起こるであろう首都直下型地震によって、
国家としての機能が完全に麻痺してしまいます。

日本SF界の巨星、小松左京さんに『首都消失』という作品があります。
原因不明の現象により、首都中心部が物理的・電子的に連絡不能になってしまう、という内容です。
なんとか残った道府県知事達が「政府代理」として指揮を執りますが、
問題の一つとして外交権や自衛隊の指揮権はどうするか、というのがありました。


また、近年の名作として高嶋哲夫さんの『首都崩壊』も挙げておきたいと思います。
こちらは、「近いうちに首都直下型地震が起こる可能性が高い」という“情報が流れただけで”、
格付け会社による日本の国債の値崩れが起き、日本経済が危機に陥る、という内容。

どちらの作品にも共通するのが、たかだか一地域に過ぎない東京が機能不全に陥るだけで、日本そのものが機能不全に陥る、という現実でしょう。
そして、その一因としてバックアップシステムが不十分であることが考えられると思います。


もちろん充分な議論は必要ですが、上記の通り一極集中が危険である以上、多中心型の行政システムも一考に値するのではないでしょうか。

…というと、結局頭に浮かぶのが、大高閣下の「群島国家論」by艦隊シリーズ なんですけどねf^_^;
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