中居家のお葬式

何日か前に、ＳＭＡＰの中居くんのお父さんが２月くらいに亡くなってて、その間彼は誰にも言わずに、忙しい仕事をこなしていた・・・というニュースがあった。

基本的に彼の仕事というのは、最近ＭＣが多くて、いろんな人に目を配りながら、ところどころに笑いをいれて・・・みたいなのがほとんどなので、ワタシは、本当に大変だったろうなぁ・・・と思ッたｑ。

つぶやきや日記には「そんなの、あたりまえじゃ、ボケ」みたいなのが多くって、ビックリしてたんですが。
そういう人は自分の親が死んでも葬式明けから普通に仕事できるのかなぁ。

　＊　＊　＊　＊　＊

チチが亡くなる２ヶ月ほど前に、同じ職場の男性社員のお父さんがなくなった。
ガンで、一応「家族も覚悟はしている」と言ってたけど、彼は長男で喪主になるので、大変だろうなぁ・・・と思った。

お葬式をすませて、多分最短期間で彼は職場に戻ってきた。
そして、それまでと同じくらい、バリバリ仕事をこなしていた。


２ヵ月後、ワタシのチチがなくなった。
朝、元気に出ていって、夜には遺体になって帰って来た。
身体もどこも悪いところはなかったので、ワタシ達はなんの心の準備も出来ていなかった。

それでも葬式はせないかんし、それがおわったらチチがやっていた事務所を閉める仕事が待っていた。

「誰がその作業をするの？」というと、ワタシしかおらず、仕事と両立することは不可能だったので、「事務所の後始末をするのがワタシしかいないので四十九日が過ぎるまで休ませてください。アカンかったら、一回契約切って、後日復帰させてください。」と非常に上からな、お願いをしに会社に行った。

チチが亡くなってから一週間くらいだっただろうか。
「ちょっとここで待ってて」といわれて、自席に座ってボーっとしていたワタシに「対応一件お願いできますか？」と聞いてくる人がいた（笑）。

ワタシもできるものならしたかった。
でも、ヒアリングして、トラブルシューティングして、お客さんを誘導する・・・という内容は、内容的にも時間的にも持ちそうになかった。
解決できなくてクレーム作るか、途中で泣き出すかのどっちかだろう。

「ごめんなさい。今日は対応できません。」と断ったワタシは　｢社会人として失格」　なんだろう。

だからやっぱり、中居くんに「お疲れ様。よく頑張ったね。」と伝えたいと思う。