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2015年05月10日22:13

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今日の「花燃ゆ」

松陰先生がご活躍の頃は、話の筋が松陰先生を中心に回り、主役であるはずの文が「松陰先生の妹」という立ち位置で描かれているような気がしました。
でも松陰先生が亡くなって、特に今回からはいよいよ「松陰先生の妹」ではなく、このドラマの主人公としての文が歩きだした感じです。
そして話も「女たちの物語」へと大きく展開していく様子が感じ取られました。

気になったのは、文が高杉の妻のまさに関して、「若い娘さんですから」を連発していたけれど、この時点で文は20歳、まさは二つ下の18歳で二人はほぼ同世代、文がまさを「若い娘さんだから」と言うなど年食った人が若い娘を扱うような口調はそぐわない気がしますが。
もっともまさを演じている黒島結菜は役中とドンピシャ同じ18歳(数え年と満年齢の違いはありますが)、それに対して文演じる井上真央はすでに28歳だから、つい役者の本音からのアドリブだったりして。

ちなみに伊藤利助(後の伊藤博文)はあの久坂らの一行の中にいたはずなんだけど、いたのだろうか?
セリフをしゃべっての登場がないから、顔だけではいたのだかどうだかよく分からない。

また、もうそろそろ井上聞多(後の井上馨)も登場するころじゃないかなと思います。
(今は江戸にいるはずです。ちなみに聞多も塾生だと思ってましたけど、違うんですね)
あと、これは前にも書いたけど、山県狂介(後の山県有朋)は松陰先生の刑死の数か月前に入塾しているはずだから、これはもう出て来ていないとおかしい。
文の長姉の千代も存在をスルーされているけど、まさか後の第三代内閣総理大臣の存在をスルーはしないと思うけど。
もっとも、後に高杉が奇兵隊を作ったら、狂介はいやでも出てこないとまずいでしょうね。

今回、高杉が上海に行きました。
上海は一応は清国の一部なので、当時の人びとが「異国」と意識していたのかなと思いますが、司馬遼太郎先生はこの高杉の上海行きを「洋行」と表現していました。
上海はすでに西洋列強による租借状態で、清に行ったというよりもまさしく「洋行」だったのでしょう。
「花神」では高杉が上海で清国の知識人と筆談するシーンとかありましたが、このドラマでは高杉は主役ではないので上海のシーンはなさそうですね。
ただ、高杉はこの上海行きで、清国の主権など全くないがしろにされて西欧諸国に蹂躙されている上海の様子を見て、攘夷の志を固めて帰国したということですが、それはこのドラマでも描かれるでしょうか。

気がついたら、松陰先生が亡くなってからすでに三年もたっているんですね。
ドラマの様子だと、つい昨日今日に亡くなったような雰囲気で進行していますけど。
高杉が雅と結婚してからも、もう二年たっているのです。
この次の年はもう新選組誕生の年、さらにその翌年(このドラマの今日の回の二年後)は池田屋事件とそしていよいよ例の蛤御門の戦い……

明治維新まであと6年です。
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