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2015年04月30日09:52

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萩原麻未さんのピアノ聴きに

AAR Japan[難民を助ける会]チャリティ朗読コンサート〈地雷ではなく花をください〉 
日時  4月29日
会場  サントリーホール
演奏  ピアノ:萩原麻未  コントラバス:池松宏  プラジャーク弦楽四重奏団
曲目 ショパン: ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11(室内楽版)
出演  朗読:宮沢りえ『地雷ではなく花をください』第一巻、第二巻から(前半で退席したため聴いていない)

ショパンのピアノコンチェルト1曲のためわざわざサントリーホールまで高い料金を払って....仕方ないのです、なかなか聴く機会のない萩原麻未さんのピアノを聴くためには...それに収益の一部は有益な活動(地雷の除去作業に費用)に使われるのだから少しばかり高くついても。

萩原さんがピアノを弾き、宮沢りえさんが朗読をするということだけの情報でどのような構成になっているのかは会場でもらったプログラムで初めて知る。

お目当ての萩原さんのピアノコンチェルトは前半に終わり、後半は最後にコンバスと軽い曲を1曲やるだけ。りえさんの朗読を聴いても良いのだが、間に嫌いなママさんコーラスが入っているので後半はパスすることにする。

第1楽章が終わると真面目な熱くない拍手が入る(第2楽章の後にも)。りえさんの朗読を聴きに来た人とママさんコーラスのお仲間が殆どなのだろうか、場内の人たちがクラシックのコンサートに慣れていないのが分かる(楽章途中で拍手したって構わないとは思うけど)。


グリーグ、シューマンのコンチェルトの演奏でも感じたのだが、萩原さんの鍵盤のタッチには不思議な味がある。専門的なことは分からないが、指がしなやかなのだろうか、鍵盤をたたく時に微妙な音の間合いを作り、それが独特の味わいを惹き出している。そういう意味で第1、第2楽章は弦楽合奏の上手い伴奏もあり、味わいのある素敵な演奏を聴かせてくれた。惜しむらくは、第3楽章の出だしで軽いミスタッチ(恐らく)がでて、そのあとしばらく音楽的に弱かった感がする。その後弦楽陣が上手くフォローして立ち直ったが少し控えめな演奏に聞こえた。もしかするとミスタッチを気にしすぎた聴き手の私の方が余計な心配をして聴いたためかもしれない。

−−比較のためYoutubeでアルゲリッチの同じ曲を聴くが、第3楽章の同じ個所の演奏がアルゲリッチもやや窮屈そうな演奏に聞こえた。−−
アルゲリッチの演奏を聴く限りでは、第3楽章はピアノの技巧を聞かせる楽章ともいえる。伴奏がフルオーケストラの方が合うのかもしれない。

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