ヤクルトにはいいピッチャーが何人もいるが、石山もそのひとり。
タイガースは、その石山の立ち上がり、恐らく作戦なんだろう。
ファーストストライクは 「打にいく」 という姿勢が見られ、
ゴメちゃん と マートン のタイムリーで2点先制
そんな先制点があっても、なかなか追加点が取れないこのところの流れだったが、
その追加点を演出したのは福留の
「消えるボールバント」 だった。
ヒットで出塁したゴメちゃんを二塁に送る 送りバント ではなく、
ボールと捕手の目線の間にバットを入れて、これを瞬時に引く。
捕手は、消えたボールを一瞬見失い、パスボール。
ちょっと気の毒だが、これでゴメちゃんは2塁へ。
さらに、あせったか、石山がワイルドピッチで、ゴメちゃんは3塁へ進塁。
福留はレフトフライに倒れるが、
マートンは前進守備のセカンド頭上を超えていくちょっとラッキーなヒット。
ようやく追加点を取ったタイガース。
ヤクルトは12安打しながらも1点しか取れず。
この辺は、岩田も結構打たれているのだが、バックの守りに助けられた形。
最後はオが、ピッチャーゴロを二日連日で捕球。
やっぱり、多少はフィールディングも練習してきているのね。
今日のピッチャーゴロは昨日よりは厳しい感じだったが、左手をうまく出して捕球。
一塁に送球して、ゲームセット。
一応守備固めなんだろうが、途中から出た大和には打席が回り、
はまかぜに乗せて、あと2mというレフトフライだった。
もうひと伸びあれば。
先発メンバーは攻撃的、終盤は守備的な布陣、という変化系で勝ちに行く形はある程度固まってきているように感じる。
投手陣は元々そんなに打ち込まれていないので、やはり得点圏のランナーを返すポイントゲッターが機能してこないと勝ち数は増えてこない。
今日はヤクルトの拙攻にも当然だが助けられている。 本塁打ポンポン打たれると、あっという間に逆転されている試合なので、割と危ない橋を渡った感じはする。
とはいえ、開幕の京セラドーム以来の三連勝。
(あの三連勝の時は、「必ず勝つ」 と誰もが信じて球場に足を運んでいる感じだったが、今日の甲子園には空席かなりあったし、明日の当日券は内外野ともに売れ残っている。)
明日も好ゲームを期待したい。
阪神 − ヤクルト 5回戦 甲子園 (3勝2敗0分)
勝ち 岩田 (1勝1敗0S)
負け 石山 (2勝2敗0S)
セーブ 呉昇桓(0勝0敗9S)
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■粘投の阪神・岩田が待望の初勝利 「必ず報われると思って頑張った」
(ベースボールキング - 04月29日 21:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=212&from=diary&id=3395862
○ 阪神 3 − 1 ヤクルト ●
<5回戦・甲子園>
阪神先発の岩田が、今季5度目の先発登板で待望の初勝利。チームも3連勝した開幕カード(中日戦)以来となる久々の勝ち越しを、今季2度目の3連勝で飾った。
阪神は初回、制球の定まらないヤクルト先発・石山から一死一、二塁のチャンスを作ると、4番ゴメスがレフトへのタイムリーを放ち幸先良く先制。なおも二死一、二塁から6番マートンもセンター前へ落ちるタイムリーで続き、岩田の初白星をアシストした。
マートンは2−0で迎えた6回にも、一死三塁の好機でこの試合2打点目となるタイムリーをライトへ。この日も2安打2打点の活躍で自身5試合連続安打。昨季の首位打者がいよいよ調子を上げてきた。
先発の岩田は初回から毎回の10安打を浴びる苦しい投球。それでもヤクルト打線の拙攻にも助けられ0行進。最後のイニングとなった7回二死一、二塁のピンチでは4番雄平をこの日5つ目の三振で仕留め、渾身のガッツポーズを作った。
お立ち台に上がった岩田は「三者凡退が一度もなく、情けないピッチングだった」と反省。それでも「必ず報われると思って頑張りました。80周年ですし必ず優勝します」と力強い言葉で締めた。
8回は安藤が無死満塁のピンチを作ったが、3番手の高宮が併殺で切り抜け最少失点。9回は呉昇桓が締め、リーグ単独トップとなる9セーブ目を手にした。
対するヤクルトは、石山が立ち上がりに苦しみ6回3失点。悪いなりにも何とか試合を作ったが、試合前0.69だった防御率は1.41に悪化しランキング1位の座から陥落した。打線も阪神を上回る12安打を放ちながら3併殺で1得点。守りでも落球、パスボールと攻守両面で精彩を欠き、先週から続く連敗は3に伸びた。
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