四月は君の嘘

１５話まで見ました。

序盤からきれいな中にきな臭い感じがしましたが・・・終わりを予測できる題材がどう曲解しても避けられないほどに出そろってしまっただけに、二の足を踏んでしまいます。

序盤のトラウマ→乗り越えの所はすごく良かったのですが、これもう一発来るのか・・・・。

まだ最後まで見ていないけど、これヒロイン死ぬわ・・・・死ななかったとしても相当悲惨な状態になる予感しかしない。
ヒロインのセリフが明るく前向きながらも「言葉を遺す」雰囲気を感じたのは５話くらいからだったりするんですが。
中盤からは発言が「空元気な遺言」じみてきて・・・うーむという感じ。
たわいもない言葉の一つ一つが命をかみしめすぎているというか・・・。
今その一瞬を大切にしすぎているというか・・・。
何気ないモノ、事象の美しさやそれに対する感謝を十分に感じられるだけの演出なのですが、真面目に受信すると重すぎて、上手いけど、それをうまく表現されてもなぁという・・・技量的なうまさと題材の重さに天秤が行ったり来たり・・・この複雑な感じ。

皮肉にもタイトルの「４月は君の嘘」のもつタイトル意味もが作品のオブジェクト一つ一つを疑心暗鬼にさせる感じで。
どれが「嘘」にあたるのかで一喜一憂です。

主人公が好きだし、他のキャラも一通り好きなので、まぁここまで来たら最後まで見ますが。

トラウマを持った主人公を引っ張り再起させ、また叩き落とすって・・・・・主人公立ち上がれるのか？
有馬君優しく繊細な子だから、すごく不安。

そして地味に舞台が大泉学園＝石神井公園＝上石神井＝武蔵関＝練馬あたりでテンションが上がります。

明日の仕事の帰りにでもスポット寄ろうかしら。

続きを見るのは予想する限りちょっと憂鬱なんだけど、切るような駄作ではなくむしろ好きな部分を多く含む名作集がするのでとても微妙な感じ。
ただ自分が予想するに結末は好みではない気がする。
なんなんでしょうね、この、好きじゃないエンディングと予測できるのに見てみたい感覚というのは。
怖いもの見たさなのか、それとも好きじゃないエンディングの先に何を残してくれるのかの期待感なのか、途中までの作りが丁寧なだけに、自分の好き嫌いは抜きにして丁寧に最後まで仕上げる信頼感をもう１５話までで得ているというのもあるのでしょうが。

複雑ながらも面白い作品であるなと。