作家の向田邦子さんは、
ご自身の名著『眠る盃』の中の一章(男性鑑賞法)で
男性を犬型か猫型に分けると、
根津甚八さんは“魅力ある猫科”であると評した。
甘えと拗ねと屈折した自己顕示が、
お手やチンチンをせず相手を軽く噛む猫…
なるほど、言い得て妙だなと感心した。
すぐ思い出せるところでは
映画『吉原炎上』の、
放蕩のすえ勘当された元財閥の若当主
NHKドラマ『蒼の光芒』の、
現役東大生:山崎青年
特に、実際に起こった「光クラブ事件」を元にした
『蒼の光芒』の山崎役は、忘れられない。
同題材を描いた三島由紀夫の『青の時代』を読んだ時は
脳内で、主人公の山崎が何の違和感もなく根津さんに変換されていた。
うぬぼれの強い眼差し、ニヒルな口元、影の濃い声音。。。
役作りのためだったか、撮影中だったか、
落馬事故から人生が暗転した感がありますが
どうか『犬型』っぽく前向きに生きて魅力ある猫型男性を
『演じて』
欲しいと、ファンとして切に心から願っている。
根津甚八が一作限定で復帰、車いす生活も迫真演技
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=3375544
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