mixiユーザー(id:1168854)

2015年04月16日22:37

318 view

実は数日前から我が家に猫が来るようになりまして、妙に警戒心がなく人懐っこい猫なので飼い主が居るんでしょう。

みゃーみゃーうるさいなぁというのが最初の印象でしたが、妙に愛くるしく見つめながら窓をかりかりするのでちょっと見とれてしまいました。

昨日も家の前で鳴いていたのを聞きながら就寝。

今日帰ってくると妹と母親が「どこかからずーっと猫の鳴き声が聞こえる
、おなかすいてるのかな・・飼い主どうなんだろう」
と不安顔

「懐いても困るとは思うが捨て猫だったらあの切なく鳴かれると思うと困ったなぁ」という感じ。

でも見つけて様子見るかと夜に捜索

声は聞こえど見つからない。

ふっと諦めかけて家の下の川をのぞき込んで愕然

居たんです猫が。

一瞬で血の気が引いた。

我が家の構造を知っている人はお判りでしょうが、うちは家の作りが特殊で川に身を乗り出して建っておりましてその川は10メートル近くの深さなんですね。
当然雨が降れば水かさが増してひどい雨だと川は9メートルまで水で埋もれるんです。
知っていながらこれを無視するのは胸糞が悪すぎる。
一時の情の範疇を超えている、雨が降れば100%溺死することがわかっている状況で家の下で健気に鳴く猫を無視して寝れるわけない。
飼うだけの責任は負えないが助けられる状況で見捨てるほどの冷酷さは選択できない。

というか考えただけで胃酸が・・・。


昨日練馬は雨だったので落ちたのは今日でしょう、母親は朝から泣き声が聞こえるという事ですし、のちの周囲の人々の情報からも朝であるかと。
朝から助けを求めていたのか、朝はどたばたしてて全く気が付かなかった。

早速警察に連絡。
15分後に到着、あとは消防に連絡し連合作戦
10メートルの川を降りたチームと川からロープで陣取るチームで2時間近い救出活動は終わった。

警察の方も毛並から飼い猫じゃないでしょうか、懐き方が全然違うしという事で。

消防団の救出中に必死に猫を応援する警官さんに久しぶりに人間味を感じ安堵する。

救出時も警戒心なく消防団の方にすり寄って無事捕獲。
自分の猫ではないけど本当に感謝である。

野次馬の人々に愛でられ、よたよたと歩いて夜の闇に消える、家の前車通り激しいのになんだか瞬発力にかけて不安ではある。


逃がした後ネットでいろいろ調べると
最近はマイクロチップなんていうもので管理することもあるらしい。
首輪で管理と発想がそこで止まった私にはなんだかサイバーな感じではある。

あと外飼い猫なんてのもあるみたいですね。
勉強不足ではあったのですが。
帰巣本能があるから一定のテリトリー内なら帰ってくるらしい、しかしテリトリー内ならなぜ川に落ちるへまするんだ、猿も木から落ちるって話だろうか。

今回の一件を感じ私が思うのは外飼い猫ってかなりリスクだなぁと。
今日が雨ならあの猫は溺死確定であるわけだし、それを知る術がない。
猫の視点にかえってふと見ると車はすごいスピードで走っているのに気づかされる。

猫には正直興味がないので知識は無知に等しいので外飼い内飼いの議論をするレベルに到達すらしていないのだが、あんなつぶらな瞳の猫を危険にさらされるようにするのはいかがなものかと。

無事、帰路について居ればいいのだけれど、ご主人様は、このストーリーを知らないだろうなぁ。

もしかしたら捨て猫の可能性もあるんだろうけど、それを考えると題材が重すぎて扱えないので、やめる事とする。

2時間ずっと不安だったから、とりあえず一安心である。

1 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する