完全犯罪をやるなら重水だなと思っていたのだが、映画の「ケルベロスの肖像」の中で殺す相手を地下室に閉じこめ、大量のペットボトルの中に重水を詰め完全犯罪を成し遂げようとしていた。
解剖をしても分からない。
水なんだから。
水分子は2つの水素原子とひとつの酸素から出来ている。
普通水素原子核はひとつの陽子で出来ている。
しかし中には陽子ひとつと中性子をひとつか2つ持っているのがある。
それが重水素、三重水素なのだが、重水素、三重水素と酸素が結合してわずかに重たい水が出来る。
それが重水なのだが、普通重水というと重水素と酸素が結合した物をいう。
身体の水分の40%が重水に置き換わると死ぬ。
成人の身体の水分を60%として65キロの人は39キロの水分がある。
それの40%というと15.6キロ。
約16リットルの重水を飲ませなければならない。
一日に人が補給しなければならない水の量は体重1キロ当たり成人で50mlなので、3250mlは取っている。
死ぬまで1週間位かかりそうだが、重水は海水と同じで飲めば飲むほど喉が渇くらしい。
意外と早く死ぬかも知れない。
映画の中では10人を殺す計画をしていたのだが、被害者の平均体重を65キロとすると最低160リットルの重水が必要だ。
ネットで買ったという設定になっているので俺も調べてみた。
http://www.siyaku.com/uh/Shs.do?dspCode=W01W0104-2684
100gで17500円! Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
10人殺すには2730万円も金がかかるじゃないの。
まあ大量買いすりゃ安くはなるんだろうけど。
尿になって出て行く物もあるだろうから、もっと金がかかるかも。
犯人金持ちだなあ。
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