mixiユーザー(id:14438782)

2015年04月06日06:39

596 view

『天花』のヒロインの妹だった人

 この人は連ドラ『天花』のヒロイン(藤澤恵麻)の妹でありながら、ほとんど出番がなくて、それがすごく不思議だった。台詞がないとかでなくて、そもそも画面に映っておらず言及もなく、存在そのものが抹消されている感じ。もっとも、あのドラマは脚本そのものが大問題で、キャストもスタッフも相当しんどかったと思う。個人的には『こころ』と並んで歯を食いしばって見た連ドラとして双璧をなしている。なぜそうまでして見たのか、今となっては当時の自分に尋ねてみたい気もするが。

紗栄子、セクシー水着姿にドキッ! 「ナイスバディー」の声が続々と。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=3356484

 『ドラゴン桜』でも、主要キャストでありながら、ほとんど出番がなかった。とはいえ、それは当時の新垣結衣も同じではあったけれど。

 その後、ダルビッシュ有との結婚で話題に上がって、しみじみと得心した記憶がある。事務所に言われたから現場に来ているだけという感じで、役者という仕事に意欲も関心もないように見えた。そうであるなら、高収入の人間と入籍するというのは、理に適った戦略である。その後、二児をもうけて離婚する。相手はすぐに子どもができて再婚しているから、それが原因だろうけど慰謝料はないらしい。相当額の養育費は受けとっているというから、一時金よりそちらの額を優先したのかもしれない。

 以上を大雑把にまとめるとバツ1で二児の母ということになるが、セクシーを看板にして売り出す物件かというと、相当に無理な気がする。事務所が頑張っているのかと思ったけれど、投資対象というよりはとにかく手っ取り早く回収しないといつ期限が切れるか、危なっかしい案件のはずである。つまるところ、「二児の母でもセクシーであっていい」ということを広めたい人がいて、そこが売りこんでいるのだろう。子持ちの女性にもセクシーなものを買ってもらいたい、そういうところへ購買層を広げたいブランドの思惑が透けて見えてくる。

 将来的にはそれもアリということになるかもしれないけれど、まだまだグロテスクである。しかも、いろいろ微妙なニュアンスがからみついていて、単純に「子持ちセクシー」へ着地できてもいない。そこにおいて離婚歴はどう位置づけられるのだろうか。所帯じみていない、独立した女性みたいな読みかえがなされるのだろうか。家庭っぽさを脱色したかったのだろうか。そもそも適当なロールモデルを選択できない層の薄いジャンルでもあるということだろうけれど、当人にそこを切り拓いて新しい道を創っていくだけの力量があるとも思えず、スポンサーの意図だけが空回りしている印象を受ける。そこが、「紗栄子=セクシー」に抱く違和感の最大の原因ではなかろうか。

 でも、こういうメッセージを素直に受け取って、そのまま購買行動に結びつける層もたしかに存在はするのである。そして、そういう人たちに感じるヤバさ・キツさみたいなものも、この違和感には含まれていると思う。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年04月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

最近の日記

もっと見る