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2015年03月24日13:47

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読書の仕方・・・斉藤一人さん


「斉藤一人・幸福力」(マキノ出版)で、一人さんは読書について次のように語っています。

ピンと来る一行が必ずある
その人が「幸せなお金持ち」になりたいんだとしたら、題名がそれに近いものを選べばいいんです。仕事で悩んでいる人だったら、仕事関係の本を選べばいい。

一行であっても、本の中には、その人にピンと来る言葉が、必ず入っているものなんです。
自分が精神的に悩んでいるのだったら、その関係の本を読めばいいし、例えば喫茶店をやっててお客さんが来ないんだったら、繁盛している喫茶店の本、必ずそういう本があるんです。

自分が悩んでいることに近い本を、5冊から10冊ぐらい読めば、だいたい、あなたの悩んでいることは解決すると思います。

ただ、なんでもそうだけど、1冊で決めようというのは難しいから、そのことに近い題名の本を10冊ぐらい買って、そこに答えがあると思って読めば、間違いないと思います。

「知っている」と「できる」とは違う
これは私の特徴ですが、本を選ぶというより、読みたい本を、ただひたすら読んでいます。1ヵ月に、何冊ぐらい読むかというと、昔は、1ヵ月に、だいたち50冊ぐらい読んでいたけれども、今は仕事も忙しいので、10冊ぐらいじゃないかと思います。

本の読み方ですが、私が「この本はいい本だな」と思うのは、いろんなことを知ることができる本。いい本を読むと、物事を知ることができる。

ところが、「知っている」と、「できる」は違うんですね。
「できる」ようになるには、最低でも7回ぐらいは読む。

「すばらしい」と思ううちはできない
「いい本だな」と思うということは、「いい本だ、ここに書いてあることはすばらしい」と、脳が初めて受け入れたから、そう思うわけです。

人間、昔から知っていることが本に書いてあっても、「素晴らしい」とは思わないでしょう。とうことは、脳が「すばらしい」と持っているうちは、実はできないんです。

1回目読むと「すごいな」と思う。
2回目には「そうだよな」と思う。
3回目には「そのとおりだ」と思い、
4回目には「そうなんだよ」と。
5回目には「これはそのとおりだよ」。
6回目には「あたりまえじゃないか」。

そして、7回目になると「おれは昔からこういう考えなんだよ」というふうに、脳が、「あたりまえ」になってきちゃうんです。
脳でこなされたとき、自然に、そういう行動ができるんです。

だから、1回しか読まないで、できるとか、できないとかは言えない。
例えば、女性の方は、麻雀は、あまりやらないでしょうけど、麻雀を見たときに、「麻雀という遊びは知っている」というのと、「麻雀ができる」というのとでは、別ですよね。

できるようになるのには、何回も何回もやって、こなさないと、できるとは言えない。
それと同じように、できるようになるためには、本を、最低7回は読むこと。

7回読めば自分のものになる
私は、1冊の本を、最高に読んだのは、1000回、読んだことがありますけど、そんなことは、普通の人はする必要がないと思います。

それは、私は本好きだから、そういうことをしちゃっただけのことで、ただ、7回読むと、大概のことはできるようになります。

鉄棒の逆上がりだろうが、空手の二段蹴りだろうが、見て、1回やったのでは、大概のことはできません。バック転でもなんでもそうだけど。

それは本でも同じこと。
何回も何回も読めば、できるようになるし、1回ずつ楽しい。

こんなことが書いてあったのかと、1回目には気づかなかったことが、2回目でわかり、3回目でわかる、といいうふうにわかってくるから。

「7回もですか」ってびっくりしている人がいるけど、いい本は、最低、7回読まないと、自分のものにはならないし、できるようになりません。

ただ、楽しく読むような本は、必ずしも、そうじゃなくて、仕事に関する本とか、人生に関することとか、これは自分にとって必要な本だと思ったら、7回以上、読んでみるといいと思います。

豊かに生きるための本の読み方というのは、いい本は何回も読む、というのが、一番、豊かなんじゃないかな。
(以上)

【斉藤一人さんプロフィル】
1948年生まれ。「スリムドカン」など、ユニークな名前のヒット商品でおなじみの「銀座まるかん」の創業者。1993年から全国高額納税者番付(総合)の10以内に、制度が廃止される2004年まで12年連続でランクインし、累積納税額も日本一。
土地売却、株式公開によらない純粋な事業所得による高額の税は異色で、「日本一の大金持ち」といわれるゆえんとなっている。


【読書についての格言】
★書物を読むというのは他人が辛苦して成し遂げたことを、容易に自分に取り入れ自己改善をする最良の方法である(ソクラテス)
★すべて良き書物を読むことは、過去の最もすぐれた人々と会話をかわすようなものである。(デカルト)
★インドの全財産をあげても、読書の楽しみには替え難い。(エドワード・ボギン)
★良書を初めて読むときには、新しい友を得たようなものである。前に精読した書物を読みなおす時には、旧友と会うのと似ている。(ゴールド・スミス)
★私が人生を知ったのは、人と接したからではなく、本と接したからである。(アナトール・フランス)
★人生は一冊の書物に似ている。馬鹿はそれをぺらぺらめくっているが、賢い人間は念入りに読む。その書物を読むことはただ一度しか出来ないと知っているから。(ジン・パウル)
★書物というのはポケットに入れても足るける庭のようなものである。(アラビアの古い格言)
★書物のほんとうの喜びは、なんどもそれを読み返すことにある。(D・H・ロレンス)
★読書は一人のようで一人ではない。本を書いている人との二人の時間である。(斉藤孝)
★読書で生涯をすごし、さまざまな本から知識を汲みとった人は、旅行案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなものである。(ショウペンハウエル)



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