復興の地へ

JRのダイヤ改正も終わり、上野駅ではなく品川駅発の特急ひたち号で
福島県いわき市に視察に行って来ました。
国土交通省は３年以内に、帰還困難区域以外は常磐線を再開させると発表しました。
さらに復興が加速されることを期待します。

実は、この復興の福島で社員の研修を計画していまして、
その下見のために出かけました。
僕は震災のあと何度か東北を訪れているのですが、
決して「復旧」ではなく、以前より未来の繁栄を目指す
「復興」の姿を見てみたいと思っていました。

まだ重機が作業をしている箇所も多く、
閉鎖された小学校などの震災の傷跡もありましたが、
新築の家や新しい道路など生まれ変わっている最中の姿を見ることが出来ました。
小名浜港も今月末に魚市場が再開するそうです。
３年前はボロボロだった海岸沿いも綺麗な海浜公園の姿を取り戻していました。

また、震災の記録を残そうとしている施設も多く、
いろいろな施設で当時の写真を見ることが出来ました。
それはネットやテレビで見るものより生々しく言葉を失うことが多かったです。
案内してくれた現地の方は皆明るく前向きでした。
でも、僕達の想像を超える悲惨で恐ろしい体験をされたと思うと複雑な気持ちでした。

今回、現地の方とお話ししたところ、
「想像もしていなかった」「まさかと思った」という言葉が多かったです。
やはり災害への備えや訓練を充実させて、この経験を未来に活かすことが
少しでも亡くなられた方への供養になればと思っています。

今後も変わってゆく町の姿を見守っていこうと思います。

（画像１枚目：特急ひたち号）
（画像２枚目：被災した跡も保存した海浜公園）
（画像３枚目：廃墟となった海沿いの小学校）