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2015年03月15日07:53

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恐れれば恐れることが現実になる


恐れれば恐れることが現実になる

トライン「人生の扉を拓く万能の鍵」より抜粋します。

ある日、東洋の巡礼者が道で疫病に出会い、「どこへ行くのかね?」と聞いた。「バグダッドに行って5千人を殺すのさ」と疫病は答えた。数日後、巡礼は戻ってくる疫病に会った。「あんたはバグダッドに行って5千人を殺すといったが、実際は五万人を殺したじゃないか」と巡礼は言った。「いや、そうじゃない」と疫病は答えた。「おれが殺したのは、あのとき言ったとおり5千人だけだ。残りは恐怖で死んだのさ」
――。


恐怖は身体中の筋肉を麻痺させる。恐怖は血液の流れに影響し、正常で健康な生命力の働きにも影響する。恐怖は身体をこわばらせ、麻痺させ、身動きできなくする。

わたしたちは恐れるものを自分で引き寄せるだけではなく、他の人についても恐れることを招き寄せる手助けをしてしまう。

とくに子どもがおなかにいるお母さんンは気をつけなくてはいけない。妊娠中はすべての考え、すべての精神状態や感情が直接に子どもに影響する。

幼い子どもはふつうおとなより周囲の影響に敏感である。自分ではその気がなくても、心配のあまり、また過保護のあまり、そのようにしてしまうことが多い。心配性や過保護は育児放棄と同じように有害なのだ。

多くの場合、そのような恐怖にはたいした根拠があるわけではない。根拠があるのなら、むしろまったく反対の態度をとり、恐れないほうが賢明である。そうすれば働いている力を中和することができるからだ。

恐怖や不安などの精神状態は、おとなにとっても子どもにとって、どんな人にとっても高くつきすぎる。

無節操な貪欲、けち、ため込みにも同じ効果がある。怒りや嫉妬や悪意やあら探し、欲望もそれぞれに人を蝕み、弱め、ぼろぼろにする効果を発揮する。

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