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2015年03月13日00:39

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トライン「人生の扉を拓く万能の鍵」


この本の帯に次のことが書いてあります。
1897年に出版された本書が、20世紀アメリカン・ドリームのさきがけとなった。
自動車王ヘンリー・フォードは晩年、
「自分の成功はこの本のお蔭である」と語った。
世界二十数カ国で翻訳・400万部を売り上げ、いまなお読み継がれている
100年越しのロング・ベストセラーが、新たな訳でよみがえる!
読み終えたとき、無限の豊かさは、あなたの手のうちにある。


楽観主義は正しいし、
悲観主義もまた正しい。
この二つは光と闇が違うように違うが、
どちらも正しい。
どちらも自分の見方、
世界観からすれば正しいのだし、
それぞれの人生を決定するのは、
世界観なのだ。
それが、力強い人生になるか
無力な人生になるか、
安らかな人生になるか
苦痛だらけの人生になるか、
成功の人生か失敗の人生かを決める。

あなたの人生に起こる出来事の原因は、すべてあなたのなかにあります。
自分のなかにあるパワーに気づいてフルに活用すれば、本来のあなたらしい人生を送ることができるのです。
・・・・・・・ラルフ・ウォールド・トライン
(以上)





謝世輝氏「刊行によせて」より。

本書は、1897年アメリカで出版されたラルフ・ウォールド・トラインの“In Tune with the Infinite” (原題「無限能力者と調子を合わせる」)の新訳である。日本では1966年に日本教文社から刊行されているが(『幸福はあなたの心で』谷口雅春訳)、このたび『神との対話』などを手掛けた吉田利子さんの訳で、装いも新たに日本の皆さまにご紹介できるのは喜ばしいことである。

この本はアメリカで出版されるやいなや150万部以上が売れ、また、20カ国以上の国で翻訳・出版され、現在までに400万部以上を売り上げるロングセラーになっている。19世紀末に出版されたにもかかわらず、100年あまりを経た今日でもなお、多くの国々で手に入れることのできる、不思議な魅力をもつ書なのである。その秘密はどこにあるのだろうか。

本書が出た19世紀末から20世紀初期にかけては、「アメリカン・ドリーム」の時代であった。近代工業の発展にともなって多くの企業が急成長し、大富豪が数多く現れた。そのような時代のなかにあって、成功哲学の古典ともいえる本書が、「アメリカン・ドリーム」の一端を担い、社会にわずかながらでも貢献したことは想像にかたくない。

ちなみに、自動車王のヘンリー・フォード(1903年にフォード自動車会社を設立)は、晩年に「自分の成功はトラインの本による」と語っている。彼は「ゼロから莫大な富を築いた成功の理由は何か」と尋ねられると、「私は初めから『宇宙の無限の富』とつながっていることを知っていた。だからゼロではなかったのだ」と答えていた。

トラインは本書で次のように述べっている。
「すべての背後には『無限の生命と力のスピリット』が働いていて、このスピリットに自分を開く程度に応じて、そのパワーが私たちを通じて現れる」。

本書でたびたび登場する、この「無限の生命と力のスピリット」というトラインの言葉は、多くの日本人にとって容易に理解できないかもしれない。しかし、この宇宙全体に生命を与え、あらゆるものを整然と動かしている「何か偉大なるもの」が働いているということは昨今の科学者も認め始めている。

中村天風は、この霊妙なる力を「宇宙霊」と呼んでいる。一方トラインは特定の宗教にこだわらずに、「無限の生命のスピリット」と呼んだのである。

すべての背後にある、この巨大な力を理性で知ることはできないし、科学的に証明することはできない。ただ、長年の体験によって、少しずつ悟っていくしかないのである。しかし、その威力を理解し、信じることができれば、人生のあらゆる面が改善され、さらに発展させていくことができるのである。

私がトラインの本に出合ったのは1971年で、42歳のときであった。当時、私はある大学で物理学を教えていたが、ある理由で、大胆にも専門を世界史に変えたたいと思っていた。専門を変えるなど、当時としては無謀かつ無理なこととされていた。しかし、私は早くも1972年に注目される画期的な世界史の学術書を出版できた。

また世界史以外にも、私が著わした人生論の本が脚光を浴びたことなど、種々の成果があった。これらは、私の体重が長年46キロ以下であったという体力面でも悪条件のなかになされ、多くの無理を強いられたが、ついに乗り越えることができた。これら一連のことは本書に書かれたトラインの思想に負うことが多く、トラインに厚く感謝している。

以来、私はことあるごとにトラインの本をご紹介してきた。本書の説く「見えない真理」を知れば、人生のあらゆる面において、驚くべき変化が起きるであろう。ただし、その人の悟りの程度に応じて、人生は発展、飛躍するものである。一読のみで真理を会得することは難しく、真理が自分のものになるまで、繰り返して読むことが重要である。また、真理を会得する(悟る)だけで、すべてがよくなるわけではなく、あくまでも本人の向上心と努力が必要であるということも、付け加えたおきたい。

本書がみなさんの人生の糧となれば、この上のない喜びである。

2004年10月
          (元・相模工業大学、東海大学教授/理学博士・謝 世輝)




【目 次】
1.はじめに――天国と地獄の法則
2.宇宙を貫く最高の真実
3.人生をつかさどる最高の真実
4.満たされる人生――健康と活力
5.愛の秘密と力の効果
6.無限の知恵と直感力の活用
7.完璧な安らぎの実現
8.完全なパワーのなかへ
9.すべてが豊富に――豊かさの法則
10.聖人はいかにして聖人となったのか
11.すべての宗教に共通する真理
12.最高の豊かさを実現しよう
13.おわりに――絶え間なき繁栄への道



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