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2015年03月01日20:18

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仲道郁代&川久保賜紀 〜ベートーヴェンとブラームスの真髄へ〜

日時 2月27日
会場 東京文化会館小ホール
出演 仲道郁代(Pf)、川久保賜紀(Vn)
使用楽器(Vn.) 1779年製ジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ(S&R財団貸与)
曲目 ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」op.24、 ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」op.53
ブラームス: 3つの間奏曲 op.117、 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調「雨の歌」 op.78、 「6つの小品」より第2番 間奏曲 イ長調 op.118-2

仲道さんと川久保さんとのデュオは昨年の5月第一生命ホールでの演奏会につづいて2回目。仲道さんが自分の演奏会に川久保さんを招いて一緒に演奏するといった格好だ。個性が全く違うように見える2人のソリストがデュオを続けるのは音楽的に相性が良いのであろう。

気のせいか、耳のせいか、あるいはホールのせいか、第一生命ホールの時に比べるとヴァイオリンの音の輝きが少し物足りないように感じられた。そういえばピアノも第一生命ホールのに比べるとどことなく音の抜けが悪いのように思えた(ブラームスではこれがほの暗い音色になりブラームスの曲によくあっていたようだ)。

仲道さんに遠慮しているわけではないだろうけど、川久保さんもっとバリバリ弾いた方が良いような気がする。フィリアホールで江口玲さんの伴奏でリサイタルがあるが、こちらの方が自分を出せて良さそうな気もする(多分聴きに行かないと思うけど)。

ベートーヴェンよりもモーツァルト、ブラームスよりもシューマンの方が好きなのでこれ以上のことは書ききれない。

川久保さんというと、永年貸与されたストラディバリを所有者に返してしまい使える楽器を求めてクレモナの旅をするNHKBSの番組を思い出す(2008年7月26日放送BSジャパン「バイオリンの聖地クレモナへ」)。ストラディバリを返した後、ランドルフィを経て現在はグァダニーニを弾いているようだ(ガルネリなんてどうだろう)。

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