mixiユーザー(id:1673188)

2015年03月01日15:58

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自転車の安全性に関する追記

中国製が全て危険なワケでは無い。台湾製も然り。
実際、同じ部品を買って商品を組み立てるコトを考えると、製品の価格はほぼ人件費に依存することになる。
だが…中国の人件費は、ここ十年の間にどれだけ上がったか。
現状では…中国政府の決めた賃金に従えば日本と大差ないところまで来ている。
無論、現地の企業はそれらを無視した低賃金のところも多い。
しかしだ。そういうコトであってもルールを守らない企業は、他の部分でも守らない。
上の者が誤魔化しを指示する工場では、原理的に合理的な操業ができなくなるのである。

無論、極低賃金の作業員のモラルは期待する方がおかしい。部品や製品の検査は無いものと考えた方が良い。
中国であっても、ちゃんとした工場ではちゃんとした製品ができる。
しかし、コストは特別安くは無い。

とはいえ、Made in China と表記する以上はかなり安くないと消費者は納得せず、何等かのコストカットは必要になる。
また、付加価値も必要だ。

強度はコストとは直接関係しない。無論、材料は重量単価だが、たとえアルミを倍使っても製品価格には数百円の差しかでない。
問題は、付加価値としてつけた、MTB風とか、折り畳みとかの部分だ。それから無意味なブランドと言うのもある。
折り畳みヒンジがあるため、MTBのように悪路を走行することもできず、折りたたんでもMTBタイプでは重くて持ち運べない。
無意味な付加価値なのである。

またブランドはそのジャンルでの信頼と技術力の証として意味を持つのであって、関係ないトコロから引っ張ってきたり、新たに作るのでは意味が違う。
ブランド維持に広告料などコストがかかり、製品のコストを圧迫するためむしろ害がある。

粗悪な折り畳み自転車が走行中に畳まれて転倒と言う例は知らないのだが、幸いこれらの安物は大抵横折り畳みを採用している。
横折り畳みは、チェイン周りを折りたたまないで済むので構造が単純だが、あまり小さくならない。
また、折り畳みヒンジが垂直に近いので万一走行中にヒンジのロックが外れてもハンドル位置が近くなるだけで転倒には至らない。そもそもヒンジが緩んでくると乗り味が悪くなって気付く。ある種のフェイルセーフなのである。

そうそう。折り畳みでMTBと言う構成が絶対不可能かと言うとそうでも無いと思う。
例えば、昔マングースで作ってたフルサイズのフォールディングMTBは大丈夫だと思う。
重いけどね。あれも横と言えば横だけど、シートチューブ全体がヒンジになってるから強そうに見える。




自転車事故、歯8本折れ訴訟も
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3297172
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