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2015年02月28日14:38

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「我が友スポックは、誰よりも最高の『人間』だった」ー『ST2 カーンの逆襲』より。

訃報「スター・トレック」のスポック、レナード・ニモイさん死去
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=3295941


来るべき時は必ず来る、という事なのだが。

矢張り、色々と去来するものはある。

出演作がそれほど多い訳ではなく、
代表作『STAR TREK』ではそのあまりの
影響力の強さに辟易して『私はスポックではない』という
著作を出したりした(後にそのキャリアを肯定し、
『私はスポック』という自伝を出したり、カーク役の
ウィリアム・シャトナーとの旧交を復活させ、
そして、我々トレッキーを驚愕させた新作の映画への
出演、と繋がる)方ではあるが、その佇まい、
発言の数々はどうしてもMr.スポックを連想させる。

「人生は庭のようなものだ。完璧なときもあるが、
そのままの状態で保つことは記憶すること以外にはできない。LLAP」

この言葉はひどく穏やかで美しく、またスポックのそれを
連想させる。

Live Long And Prosper(長寿と繁栄を).


最後にどうでもいい蛇足。

思い返してみると、自分の趣味嗜好、そして
人生を生きるスタンスに、相当な影響を貰ったな、と
思う。

あの片眉を上げる仕草は後にThe ROCKにしびれる
種を蒔いてくれたし、
「その言葉は非論理的だ」に代表されるような
スポック(及びヴァルカン人)の「論理性至上主義」は
自分の中でホームズなどの名探偵好きと融合し、
人格形成期において多大な影響を貰ったのであった。

自分の中には中村主水とMr.スポックの二人の人間がいて、
それらが折に触れて矛盾しながら自分自身を機能させている。
そして、その矛盾の在り様、距離そのものが、
自分という人間なのだ、と思う。


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