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2015年02月27日00:22

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【第39期 囲碁 棋聖戦七番勝負第5局】

■山下が2勝目
(時事通信社 - 02月26日 20:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3293181

井山裕太棋聖に山下敬吾九段が挑戦している、第39期棋聖戦挑戦手合七番勝負【主催:読売新聞社】の第5局が2月25、26日山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われた。
結果は194手までで、白番の山下が中押し勝ちをおさめ、シリーズ2勝目を挙げた。
終局は18時57分、持ち時間8時間のうち残り時間は黒番の井山が2分、白番の山下が3分だった。
山下が勢いに乗ってタイに戻すか、井山が防衛するか 注目の第6局は3月11日(水)、12日(木)静岡県伊豆市「玉樟園新井」で行われる。

● 山下九段、2回目のカド番を凌ぐ ○
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20150226-OYT1T50173.html?from=ytop_ymag

黒番の井山棋聖が、小目と星に対して白番の山下九段も小目と星で始まった。
黒と白の小目の向きは逆である。
黒は右上を一間に締まった後に右辺の大場へ。
白は左上をケイマに締まった後に上辺の大場へ。
黒も白も左右の下をケイマに締まった後、黒はヒラキ詰めして、白は左辺の大場へ打った。
両者、模様の張り合いの手が続いていたが、白が12の十三へ打って局面は動き出した。
黒が一手先に打っている関係上、ここの模様が黒地化したら、白は足りなくなるので止むを得ないと言ったところか。
当然、黒は反発して白を攻めて行き、白は凌ぎを図るという展開となった。
ここが潰れてしまうと碁が終わってしまうので、白は何とか生きを確保して黒模様を荒らした。
黒は右下の実利を確保し、下辺の荒らしの代償として、左辺の白模様への襲撃を開始した。
左辺の折衝が仕掛り状態の最中、上辺から右上で難解な戦いが勃発してしまった。
黒は白を分断して上辺へも侵入して厳しく攻めていく。
白は右上で生きを確保して、上辺を凌げるかという展開になった。
そんな中、左辺で黒三子を捕獲して左下の白地が大きく纏まったのは大きかった。
黒は左辺と上辺とで生きを確保したものの、上辺の白も凌ぎ切っただけでなく、中央に白地まで出来てしまう等、コミを出す事が難しい展開が更に拡大してしまい、遂に大勢が決してしまった。

これで、山下九段は2勝目。
敗勢だったシリーズを劣勢にまで盛り返して来た。
一方の井山棋聖は番碁の連敗阻止を目指して臨んだシリーズだったが、やはり簡単には防衛させては貰えなかった。
ここまでのスコア経緯は昨年と全く同じ。
次の一局がシリーズの行方へ大きく影響を及ぼす可能性が出てきた。

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