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2015年02月20日21:35

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鶏が先か卵が先か。

■「少女との恋愛書籍で感化」=誘拐未遂容疑の巡査―群馬県警
(時事通信社 - 02月20日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3283759

「感化」とは、これまた便利な言葉だ。

辞書には、こうある。

「感化」スル影響を与えて考えや情緒を,変化させること。(大辞泉より)

秋山暢大容疑者(24)は、「俺のせいじゃない」と云っている訳だ。
実際、そのような馬鹿はいるのかも知れない。
だがしかし、だ。

「本を読む」という行為には理由がいる。
電子書籍ならば、尚更だ。偶然手に取り、
中身をチラ見して興味が涌いたから読む、という
物ではない。

彼は、「その手の本」を読み漁っていたのだろうね。
だからこそ、「感化」もされた。
これは、鶏が先か卵が先か、という命題に近い。

だが結局は、「女児とお近づきになりたくて」「その手の本を
読んでいた」という事実のみは変わらない。

では、この秋山は「パパが交通事故で入院した」と云って
女児を車に乗せて、どのような「お近づき」になるつもりだったの
だろうか?本当に「付き合いたかった」のなら、相当な難コースを
選んでいるのだがね。

で、こういう言い訳をする馬鹿を見る時。

いつも思い出すエピソードがある。

1972年に『必殺仕置人』というドラマが放送されていた。
そのドラマの放送中、ひとつの殺人事件が発生した。
男が女を絞め殺した事件だったのだが、それは
「必殺を見ていて、興奮した男が女の首を締めた」と
報道され、「仕置人殺人事件」などとセンセーショナルに
書き立てられた。

現代であれば、一発で放送停止、という事件である。
だが、これは少々時代が違った。

容疑者の男は供述において「俺はテレヴィドラマに影響を
受ける様な安っぽい男ではない」と証言し。

スポンサは、頭を下げに来たテレヴィ局関係者に、
「頑張っていい番組作り」と云って降りず。

そして、番組スタッフは『必殺仕置人』第17話「恋情捨てて死の願い」に
おいて仕置シーンで「今、巷で評判の仕置人だ」などという明らかに
事件をセルフパロディにまでした痛快な表現を行い。

全ては丸く収まったのだ。

繰り返すが、これは現代ではあり得ない「神話」だろう。
それだけに、美しい。

そして、時代が下り。

「テレヴィドラマの影響を受けた」だの
「エロ本を読んで」だの
「オタクだから」だのという
下らない言説が猖獗を極め、まんまと
馬鹿どもが「乗っかった」。

犯罪の理由、なんて全て「やりたかったから」だけなのだよ。
感化だなんだ、なんてのは、当人の素養が芽を出したに過ぎない。
所詮全ては言い訳なのだから。

寧ろ、こういう馬鹿には「趣味嗜好を晒す」方が
罰になるかもね。蔵書リストとか。
「なんでぇ、元々ロリ好きじゃん」
「三次に手を出そうたぁ、ロリ好きの風上にもおけねぇ」
ってなるだろうな。



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