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2015年02月13日17:40

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ハック・スクーリング

人間は、自分の幸せを切り開くために生きている。

教育も、

”どうしたら自分は幸せになれるのか”

に重点を置いて、創造的にやった方が良い。

そんな提言をする13歳の少年が居ます。
凄く納得しました。

確かに、今の教育は、

”どうやったらお金を稼げるようになるか”

ということに特化し過ぎている気がします。

……そして、これは別に子供に限った話ではないと思います。

大人と言われる年齢になった僕ですが、(30歳)

ありがたいことに、
何かを学ぶための時間を作ることはできるし、
カラダも動きます。

今、自分は家族や友人、医師や関係各所の皆さまのお陰で幸せですが、

一方で、解決したい問題も色々と抱えています。(自分のことも。自分を含めた、みんなでのことも。)

自分も、みんなも。

ハッピーでいられるように、

考え、学び、アクションしていきたいと改めて思いました。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=h11u3vtcpaY
http://logmi.jp/13080
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世界中でジワリ広がっている「ホームスクーリング」という、
学校に通わない新しい教育のカタチ。
この教育を受けているローガン・ラプラント君(13歳)が、
学校では得られなかったという幸せの掴み方、そして創造性の大切さを語ります(TEDより)


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ラプラント:

子どもなら誰でも、良く聞かれる質問があります。
本当にうんざりするくらいです。
「大きくなったら、何になりたいですか?」。
大人たちは、
「宇宙飛行士になりたい」や
「神経外科医になりたい」というような答えを期待しています。
あなたたち大人は創造力がないですね……。

(会場笑)

子どもたちの答えは、
プロのスケートボーダーやサーファー、
マインクラフト・プレイヤーなどでしょう。
私も弟に同じ質問をしてみました。
弟の答えは
「本気で聞いてるの? 僕まだ10歳だよ。全然わかんないよ。たぶんプロのスキーヤーかな。アイスクリーム買いに行こうよ!」
でした。

(会場笑)

私たち子どもは、
自分たちが好きなもの、かっこいいと思うもの、
そして私たちが経験したことのあることなどを使って、
その質問に答えるのです。

それは大抵、大人が聞きたい答えとは正反対のものです。
でも小さい子どもに同じ質問をしてみると、
最高の答えが返ってくることもあります。
とても単純で明確であるけれども、
同時に核心を突いたものです。

「大きくなったら、幸せで健康でいたい」。

私としては、大人になっても今のように幸せであり続けたいです。
今、ここTEDxに居ることにとても興奮しています。
TEDビデオを物心ついたときからずっと見てきました。
でもこんなに早くこのステージに立てるとは思っていませんでした。

だって私はティーンエイジャーになったばっかりです。
他のティーンエイジャーの男の子と同じように、
ほとんどの時間は
「どうして部屋が勝手に汚くなってしまうんだ?」
「今日シャワーしたっけ?」、
そして最も複雑な悩みである「どうしたら女の子にモテるか」
などということを考えて過ごしていいます。

神経科学者は、ティーンエイジャーの脳はとても不思議だと言います。
前頭葉前部は発達途中ですが、
大人よりも多くの神経細胞を持っています。
だから私たちは創造的になれて、
衝動的で気分屋で、
ときには意気消沈してしまうのです。

●学校では教えてくれない「幸せ」と「健康」

今日の子どもたちの多くが、
幸せ、健康、安全、いじめられないこと、ありのままの自分として愛されることを願っています。
しかし私ががっかりしているのは、
大人たちが「大きくなったら、何になりたいの?」と聞くとき、
彼らは私たちが幸せで健康であることを前提としてしまっていることです。

でも、実際はそうでないかもしれません。
学校に行って、大学に行って、就職して、結婚して、
幸せがやってくる。
そうやって幸せになるものなんでしょ? 

どうやって幸せになるか、健康になるかという学習は、
学校ではあまり教えてくれません。
それは学校教育とは引き離されているのです。
それどころか一部の子どもたちにおいて、
それはまったく存在しないものなのです。

でももし、それらを引き離さず、
一緒に教育したらどうなるでしょうか? 
幸せでいること、
健康でいることの学習・訓練を教育の基礎にしたらどうなるでしょうか?

だって、
教育とはそういうシンプルな訓練をすることなのだから。
教育は大事なことです。
でもなぜ、幸せになること、健康でいることは教育のうちと考えられないのでしょうか? 
私にはわかりません。

私は幸せでいること、健康でいるための科学を勉強しています。
そして、次の8つの訓練が重要になってくると学びました。

運動、
食事と栄養、
自然と触れ合う時間、
貢献と奉仕、
人間関係、
娯楽、
リラクゼーションとストレス管理、
そして宗教またはスピリチュアルなことへの関わりです。
よし、全部言えた。

(会場笑)

これら8つは、
ロジャー・ウォルシュ医師により提案されたものです。
彼はこれを
「Therapeutic Lifestyle Changes(セラピー的ライフスタイルの変化)」、
または短くTLCと呼びます。
彼は幸福で健康になる方法を研究している科学者です。
このスピーチのリサーチをしているときに、
私はウォルシュ医師に質問する機会がありました。

私は
「今日の学校では、これら8つのTLCを優先していると思いますか?」
というような質問をしました。
そしてそれに対する彼の答えは私を驚かせるものではありませんでした。
彼の答えは基本的には「いいえ」だったんです。

しかしウォルシュ医師は、
伝統的な教育エリアの外で、多くの人がそういう教育をしようと努力しているとも言っていました。
例えば、読書やメディテーション(瞑想)、ヨガを通してです。
私が彼の返答で一番よかったと思ったものは、
良くも悪くも、教育のほとんどは人生を形成することよりも、
お金を稼ぐという方向に向いている、というとことでした。

●学校が想像力を台無しにする

2006年、ケン・ロビンソン卿は最も有名なTEDトークを行いました。

「学校が創造力を台無しにする」。
彼のメッセージは、
創造力は読み書きと同じくらい重要なものだということ、
そしてそれらを同じように扱うべきだということです。

多くの親たちがこのビデオを見ました。
このビデオで、私の両親のように、子どもたちを普通の教育システムから引き抜く自信を得た両親もいました。
何か違うことをするためです。
私は、子どもたちが違った形の教育を受けるという、
子どもの革命の一部であると思っています。
この流れはまだ小さいけれども、しかし伸び続けています。

ただ、知っていますか? 
これはたくさんの人を怖がらせるのです。
両親が私を一般的な教育システムから引き抜いたのは、
私が9歳のときでした。
その時、母が周囲から
「あなたがしていることはおかしい、馬鹿な考えだ」
と言われ、泣いていたのを、私は今でも覚えています。

今思い返してみれば、
母が周りからのプレッシャーに負けないでいてくれたことに感謝しています。
そして母も同じように感じていると思います。
ロビンソン卿のビデオを2億人が見た中、
なぜ私のような子どもがもっといないのでしょうか?

●世界を切り拓く”ハッカー”の思想

シェーン・マコンキーは私のヒーローです。

私が彼を好きな理由は、彼が世界一のスキーヤーだからです。
でもある日、私は彼を好きな本当の理由に気づいたのです。
彼がハッカーだったからです。
コンピュータのハッカーではありません。
彼はスキー界をハッキングし、切り開いたのです。
彼の創造力と考案が今のスキー界を作り、
それこそが私がスキーを愛する理由なのです。

多くの人が「ハッカー」と聞くと、
実家に住み、
コンピュータウイルスをばらまいているコンピューターオタクを想像するでしょう。
でも私はそのようには見ていません。
ハッカーは革新者なのです。
ハッカーは制度を変えるため、
より良い制度にするため挑戦し、
それらを変えることができる人です。
それが彼らの考え方なのです。

私には、
今日の世界ではもっとハッカーの考え方を持った人が必要とされているように思えます。
テクノロジーのハッカーだけではありません。
革新はこの世にたくさんの利益をもたらします。
スキーでさえ、教育でさえ切り拓いていくことができるのです。

スティーブ・ジョブズであろうと、
マーク・ザッカーバーグ、
シェーン・マコンキーであろうと、
ハッカーの考え方を持っている人は世界を変えることができるのです。

●スタバで行う新しい教育のカタチ

健康、幸福、創造力、
そしてハッカーの考え方は私の学習の大部分を占めます

私は普通の学校に通っておらず、
そして使うカリキュラムは決まっていません。
誰かの作った特定の学習法だけに集中することもありません。
私が自分の教育をハッキングするのです。
私はコミュニティから得ることができるチャンス、家族、友人を通して得られるチャンスを有効に使っています。
学んでいることを、
実際に経験することができる機会を十分に利用するのです。
私はこれを「ハックスクーリング」と呼びます。

そして近道をすること、
より良い結果をより早く得るためにハッキングすることを怖れていません。
学習のリミックス、またはマッシュアップのようなものです。

ハッキングは融通がきくし、
日和見主義で幸福、健康、創造力が優先事項であるということを見失いません。
おもしろいことは、ハッキングは制度ではなく考え方だということです。
誰でもハックスクーリングを使うことができます。
一般的な教育システムでさえもです。

私の学校とはどこにあるのでしょうか? 
だいたいはスターバックスのようです。
でも私も多くの子どもと同じように、
数学、科学、歴史、作文を勉強します。

以前、私は作文が好きではありませんでした。
先生たちは蝶々や虹についての作文を書かせるからです。
私はスキーについて書きたかったのに。
私の良い友人のお母さんがスコーバレー・キッズ協会を始めてくれて安心しています。
そこでは私は自分の経験、興味について書くことができます。
そして同時に、世界中の演説者とつながることができるのです。
そのおかげで私は作文を好きになることができました。

一度学習することに意欲を持つことができれば、
短い時間で、
そして自分の力でたくさんのことを成し遂げることができます。
スターバックスはそれに最適です。

●実験と実践から学べるコト

物理学をハッキングするのは楽しかったです。
私たちはニュートン、ガリレオについて多くを学び、
実験し失敗することで物理の基礎である運動エネルギーを直接経験しました。

中でも私のお気に入りは、
ボッチボール(欧米で一般的な球技)を使ってニュートンのゆりかごを作ったことです。
ボーリングの玉や巨大なキャンディなどを使った実験もたくさんしました。
プロジェクト・ディスカバリーのロープクラスはすごくよかったです。
そして同時にかなり怖いものでもありました。

地面から18mも上にいると、
恐怖心とうまく付き合う方法、
はっきりとコミュニケーションを取る方法、
そして最も重要である
「お互いを信じること」
を学ばなければいけません。

私の学習にはコミュニティ団体が大きく関わってきます。
ハイファイブ基金の基礎クラスである
「危機的状況で周囲を認識し安全を確保する方法」も、
私が取ったクラスのひとつです。
私たちはスコーバレー・スキーパトロールと1日一緒に過ごし、
山の安全について学びました。

そして次の日には雪、天候、雪崩についての科学に方向転換しました。
そして間違った決断が自分自身、
そして友人さえも危険にさらすという最も重要なことを学びました。

●ハックスクーリングで掴んだビジネスへの興味

若者は
「歴史をよみがえらせる」
ということについて話すべきです。
歴史上の人物を学ぶことで、
ステージの上に立ってその人物を演じ、
その人物になりきって彼らの人生に対する質問に答えることができます。

この写真は、
バージニアシティの歴史的建築物であるパイパーズ・オペラ・ハウスで撮られたものです。
アル・カポネとボブ・マーリーが質問攻めにあっています。
このステージはハリー・フーディーニが出発した場所でもあります。

また私にとって、
自然の中で過ごす時間はとても大切です。
とても穏やかで、静かで、現実から抜け出すことができます。
1週間に1回は、1日中外で過ごすようにしています。

私がとっているフォックス・ウォーカーの授業の目標は、
ナイフ1本だけを使い自然の中で生き残るというものです。
私たちは自然に対し耳を傾けること、
周囲を感知することを学びました。
そして私は今まで存在すら知らなかったスピリチュアルなつながりを得ることができたのです。

でも一番おもしろかったのは、
やり、弓、矢などを作ること、舞錐を使い火を起こしたこと、
雪の降る夜にキャンプをしたことですけど……。

スキーを作ったり、
服をデザインしたりするモーメント・ファクトリーで時間を過ごしたことで、
私はいつか自分のビジネスを持ちたいと思えるようになりました。
そこで私は、なぜ数学ができなければならないのか、
創造的でなければならないのか、
裁縫が上手くなければいけないのかを学びました。

そしてデザイン、裁縫スキルを上達させるため、
私はビッグ・シャーク・プリントでインターンシップを始めました。
昼食をつまんだり、
トイレ掃除をしたり、
掃除機を壊したりする中、
服のデザイン、帽子のカスタマイズ、
それらの販売に貢献することができました。
そこで働く人々はとても幸せで、健康で、創造的で、自分たちのしていることを楽しんでいました。
私の一番好きなクラスです。

●幸せになるための教育

私が幸せを感じるときはこれです。
粉雪です。
そしてこれは私の人生、学習、ハックスクーリングのいい隠喩になっています。
もしみんながこの雪山でスキーをするとしたら、
同じコースを滑るでしょう。
それは多くの人が教育を考えるのと同じ考え方です。
最も安全であろう粉雪の部分は、
誰にも使われることはないのです。

私はこの写真の中に何千もの可能性を見ます。
崖から粉雪の中にジャンプすること、
スパイン(ジャンプ台の一種)に向かっていくこと、
次から次へ違う崖に挑戦することもできます。
私にとってスキーとは自由です。
そして教育も同じです。
創造的で、他とは違うやり方をするものです。
コミュニティやお互いに助け合うことも重要です。
そして友人たちのまわりで幸福で、健康であることです。

大きくなったら何になりたいか、
わかり始めてきた気がします。
もし「大きくなったら何になりたいですか?」と聞かれたら、
私の答えは決まっています。
私は幸せになりたいのです。

ありがとうございます。
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