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2015年02月06日22:48

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【第39期 囲碁 棋聖戦七番勝負第3局】

■井山が3連勝=囲碁棋聖戦
(時事通信社 - 02月06日 21:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3262934

井山裕太棋聖に山下敬吾九段が挑戦している、第39期棋聖戦挑戦手合七番勝負【主催:読売新聞社】の第3局の1日目が2月5日に広島県尾道市のベラビスタ境ガ浜で行われた。
結果は278手までで、黒番の井山が1目半勝ちをおさめ、開幕から3連勝とした。
終局は20時8分、持ち時間8時間のうち残り時間は両者とも1分だった。
井山が4連勝で防衛を決めるか、山下がカド番をしのぐか、注目の第4局は2月19、20日に愛知県犬山市の「明治村・坐漁荘」で行われる。

● 山下九段、2期連続で3連敗スタート ○
http://kisei.yomiuri.co.jp/kisei/39th/top_7ban03.htm

井山棋聖がリードして迎えた本局は、黒番の井山棋聖が星と小目に対して白番の山下九段が2連星でのスタートとなった。
黒は高中国流と呼ばれる構えを採り、白は右下へ穏やかに掛かった。
黒はケイマに受けて白は二間に開いた。
黒は左辺の上下にケイマに掛かって白は反対側へケイマに受けた。
黒、4の十は、置碁で時々見掛ける形だ。
続いて白が右上へケイマに掛かって黒は反対側に一間に受けて白は上辺へ。
両者共に大場を打ち合い、左上で一手補強し合った後に白が4の十一へツケていよいよ戦い突入モードへ!
両者共に相手の模様を荒らす様な打ち方で、コウ材を作っているかの様な展開。
振り替わりが起こり易くなる展開になりつつあり、徐々に緊迫したムードになって封じ手となった。
白は、先ず右辺を補強し、黒は上辺へ打ち込んでいく。
上辺から難解な戦いが始まる。
左下にアジが残っているので、神経質な展開だったが、遂にコウが発生してしまった。
右辺で白は黒を裂きながら、場合によっては上辺との連絡を視野に入れた攻撃を開始!
ここでも厳しい戦いが勃発してしまった。
黒は、白を切って、厳しく応酬していく。
左下も上辺も保留のままの為、全面戦争と化してしまった。
黒は白三子を捕獲して、安定し、白は右辺の黒を捕獲して安定した。
白は実利が大きいが上辺の石が傷んでしまったのが痛いところ。
白は、コウを活用しながら、打開を目指したが、黒も本コウへ持ち込む!
白は、上辺の一団が壊滅すると勝てないと見て、コウを解消したが、左下が代償となってしまった。
白は弱体化した左辺の石を積極的に動いて凌ぎを図る。
そんな中で黒、6の十二は厳しい切りで、中央の白石が傷んでしまった辺りから、黒が少し厚いのかというオーラがハッキリして来たか。
黒は危険な石が殆ど無くなった利を活かして、更に白を攻めていく。
白も凌ぎながら黒の緩手にツケ込み、懸命にヨセて行ったが、作って盤面で黒の8目となった。

これで、井山棋聖は優勢を勝勢へ拡大して防衛へリーチとした。
敗れた山下九段は、前期に続き3連敗となってしまった。
昨年は、ここから2連勝したものの敗退となった。
今期は、それを上回る事ができるのかどうか!


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