mixiユーザー(id:3993036)

2015年01月03日11:29

555 view

【去年の振り返り:その4〜STELAと東梅ちゃんの夢〜】

【去年の振り返り:その4〜STELAと東梅ちゃんの夢〜】

前々回からは仙台で過ごした2014年の4〜5月頃を書いています。
前回は、大学時代に一緒にオリジナルバンドを組んでいた、
Vo.でシンガーソングライターもやっていたnowaこと和野と、
その、めんこうお子様。
Dr.で、山登りにも連れて行ってくれた大志。
彼らとの再会について書きました。

今回も、仙台での再会シリーズ。
4月28日の日記です。


----------------------------
100年後。

どんな未来にしたい?

色んな答えがあると思います。

今が精一杯で、
『それどころじゃねえよ』

『漠然としてイメージ湧かない』


という方も多いかもしれません。


一方で、解決したい問題はいっぱいある……そんな方も居るかもしれません。


高齢化社会の弊害。

増え続ける、日本の借金。
震災からの復興。

原発を減らしたい。

……世界の環境汚染や温暖化だって、
実は人類の存亡に関わるぐらい、今も危機的な状況です。

貧困。

卑劣な犯罪。

言葉にしたくもないような、人権侵害。

戦争。

考え出したらキリがない。

俺には想像もつかない、痛み。

問題の数々。


……解決したら、良いな。

……でも、


俺1人がそんなこと考えて、何になる?


そんな風に、思うこともあります。


そんな、今。


1人の男が、100年後の夢を語るのを、聴いてきました。


大学時代からの友人、ずんだま氏こと、東梅ちゃん。


風力発電の論文を書きながら、
寝る時間を惜しんでバイトして稼いだお金で、

¨戦争と貧困¨をテーマに世界一週の旅をした男。


やがて論文を書くのに飽き、
博士課程で学校を中退した彼は、

ヒッチハイクと野宿で就活し、
風力発電のエンジニアになりました。


そして、震災を期に職場を退職。
自分の夢の実現のため、独立のための活動を始めます。

そんな彼が、
NPO法人:STELA(ステラ)を立ち上げて、


その総会を仙台でやるというので、参加させて貰ったのです。


ここから、
東梅ちゃんの夢であり、STELAの活動のことを、

俺なりの視点で、書かせて貰います。
(何かご指摘などありましたら、東梅ちゃん、お願いします)

、、、


東梅ちゃんの夢。


日本に自然エネルギーがもっともっと普及していって。


原発が要らなくなって。


海岸に行くと、
民間の投資で建った風車が並んでいて。


その発電でできた電気は、
電力会社に買い取って貰って、
その利益が、投資した地元の人たちにいきわたる。


同じように、


農場では、肥料などを使ったバイオマス燃料の発電が行われる。


ビルの窓や屋上には、ソーラーパネルが並ぶ。


例えばほら、


うちのベランダにもソーラーパネルがあって、


何気なくだけど、僕らはその電気で暮らしている。


……そんな、生活。(^^)


それは夢物語じゃないよ。

デンマークでは、


エネルギー自給率が凄く高くて


中でも、自然エネルギーが占める割合が、27%だかなんだか(記憶が定かじゃないけど)


結構な割合です。


でも驚くのはここから。


その自然エネルギーの殆ど……
97,なん%だかが、民間の出資で成り立っているのです。


農家の人が、副業でやってたりして、
農場の小高い丘に、風車が建ってたりするんです。


そういうシステム、文化を、日本に持ってこようと言うのが、
東梅ちゃんの夢であり、
STELAの活動目的。


具体的な活動としては、

●1.もっとみんなに、自然エネルギーを身近に感じて貰う

そして、

●2.実際に、民間出資の風力発電……風車を、石巻に建設する


……これが成功したら。


『あいつらにできたんなら、うちの地元でもできるかもしれない!』


そんな風に、
全国に民間出資の自然エネルギーが、
その地域に合ったカタチで、広がっていけば……。


描いている未来に、近付ける。


これが、
東梅ちゃんや、STELAの皆さんがしたいこと。


自然エネルギーは、
自然のご機嫌次第のエネルギーなので、

単体では、とても不安定で頼りないです。

でも、沢山の自然エネルギーの供給源があれば、

互いの不安定さを補い合って、
安定したエネルギーとして使っていけます。


それが、国や大企業に頼らず、


地域の人たちが、
地域の人たちによる、
地域の人たちのためのエネルギーとして、
作っていけるとしたら。


それが全国に広がって、
互いに助け合えば……。


やがて、原発は要らなくなります。


勿論、それは簡単ではありません。


きちんと利益の出る発電源を作るまでには、
色々な課題があります。


STELAが、風車を石巻に建てるには……


・良い風が吹く場所の調査
・その場所に建設して、諸々の法律に引っ掛からないかどうか
・付近に住宅があったりしないか……地元の理解が得られるか
・資材を運ぶ、道路が整備されているのか
・送電線は通っているのか
・その場所の、地盤の調査
・出資者が集まるか


……俺が聴いただけでも、本当に簡単ではありません。


それでもSTELAは、昨年度までの活動で、大きく前進しています。


まず、良い風が吹く場所の調査は、実は国だか県だかが既にやっていたのです。

そのデータをもとに、最適な場所を候補地として決めました。


石巻の、とある埋め立て地の砂浜。


津波がきた場所だから、住宅もないし、
でも工場が稼働してるから、送電線もある。


建設の時にクリアすべき諸々の法律も、OK。


あとは、
・地盤の調査
・出資者を集める

……といった課題を経て、風車を作るのです。


勿論、地盤の調査だってお金が掛かりますが、
国の助成金などを使って、やる予定だそうな。

『早ければ、2〜3年で、風車を作りたい。』


そう、東梅ちゃんは熱く語っていました。


STELAは仙台や東京に支部があります。

俺も、できることからですけど、応援したいと思って、入会させて貰いました。
(もちろん、まずは元気になって、自立することが第一ですが)


いずれ、音楽とのコラボレーションというカタチでも、
貢献できたらと考えています。


……長い日記になっちゃったけど、上手く伝えられたかな。


伝わったら良いな。


東梅ちゃんは、
mixiだとマイミク:ずんだま、
Facebookだと友人で東梅 祐也、 
となってるので、気になったら覗いてみて下さいね。


さぁ、俺も、俺の未来を考えないとな。


本当に行きたい、生きたい、未来。


そんな今日この頃でした。(^^)
-------------------------------

東梅ちゃんには、
その後、本当に沢山の素敵な出逢いを貰いました。

彼女のかなこちゃん。
37万円だけを持って、
1年半に及ぶ世界一周の旅に出かけた方。

「自分で絵を描いて、貯めた資金で帰国する!」
「本気でお金のない身、ホームレス状態になって、そういう人たちと同じ立場に立ってみたい」
「お金の意味、それを越えた人生で大切なものを見つけたい」

そのトークライブのことも、
後で日記に書こうと思います。

それから、エネシフみやぎ。

エネルギーシフトを考える会。
……っていうと難しく聞こえるかもしれませんが、

再生可能エネルギーとか、
電気を使いまくる今の暮らしを改めて考えるとか。
そういう話を気軽に、色々な立場の方とお話できる会です。
(環境に優しい建築・暮らしの推進を行っている方や、エネルギー関連の方、趣味で詳しい方から、
僕みたいな、しいて言えば省エネくらいしかやってない普通の人まで)

特に、原発と地球温暖化の話は凄く勉強になり、
僕としても凄く関心のある分野の話だったので、
後で日記に書きます。

それから、
色々な講師の方から、
毎回違ったテーマのお話を聴ける、
羅須地人会。

月に1〜2回くらいの頻度で、
北四番丁近くのビルでやってます。
1回500円の参加費で、コーヒーを頂きながら学べます。

これも後で日記に書きますが、
現在の日本や、これからの日本を考える、
そんなテーマで、実に様々な角度から話を聴けます。
歴史、ビジネス、経済……そんな話を、
東北大学の教授や名誉教授の方、
お仕事としてその道でバリバリやってこられた方など、
様々な方の話を聴けます。
聞くだけでなく、ディスカッションもあるので、
そこでも、鋭い質問が飛び交い、視野が広がります。

僕らが今生きている日本の社会って、
どんな状態なんだろう。
なんで、そんな状態になっているんだろう。
どうしたら、もっと良い社会になっていくんだろう。

そんな話が、様々な角度から聴ける、面白い場です。

それから、NPO法人:チャリティーサンタ。

これも詳しくは後で日記に書きますが、

「うちにサンタさんに来てほしい」

っていうご家庭に、
クリスマスイブ、
サンタさんになったボランティアスタッフが訪問!

子供へ、
「君は今年は、ママの手伝いを良く頑張っていたね。サンタさんはいつも見てたよ。」
などとお話をしたりして、
予めご両親から預かったプレゼントを渡すのです。

ご家庭からは、チャリティー募金も合わせて頂いていて、

そのお金は、活動資金としても使うのですが、

世界で、困っている子供のために使ったり、

近年では、
福島の子供たちが外で思いっきり遊べるツアーを企画したり、

といった、子供の支援に使われます。

僕にとって去年のクリスマスは、
とても特別な、、、
緊張したし、いっぱいいっぱいだったけど、
大切な思い出になりました。

そんなチャリティーサンタの仙台支部も、
東梅ちゃん達が最初に立ち上げたというご縁もあって、
今年、参加させて貰ったのです。

他にも、
「無差別企画」という、
「みんな誰でも参加しちゃいなよ」的な芋煮会を企画してくれて、
大切な友人が増えました。

そして、大平達郎さん。
学徒動員で戦争をその身で体験なされた、
最後の年代と仰る方。
戦争から、高度経済成長を遂げてどんどん変わっていった日本を、
その目でみて、肌で感じてこられた方。
その視点、生きる姿勢、エネルギーは。
今ではともすると忘れてしまいがちな、人間が本来持っているエネルギーを感じ、
こちらまで元気になってしまいます。

そんな大平さんとも、
東梅ちゃんとの繋がりで出逢えました。
感謝です。


本当に、沢山の出逢いを貰いました。
ありがとう!!!

-----------------------------

さてさて、
まだまだ仙台編は続きます。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する