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2014年12月31日22:37

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上野西郷隆盛像再訪

 帝都再侵攻とかにすると、コミケに行ってきただけだろと思われかねないので、タイトルはこちらで。

 さて、冬休みもちょうど真ん中になって体がなまってきたような気がするので、また上野まで歩きました。日の短い時期なので早く出発すべきだったのですけど、前日に早く寝てしまってご飯を炊いていなかったので、まずはそこからとりかかってスタートは9時42分と大幅にずれこみます。なんか頑なにカレーを食べてから出かけると決めてしまっていました。そこらへんは柔軟にいかないといかんのですけど。

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 今回も大師橋を渡ります。

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 多摩川の最も河口に近い橋だけあって、そこからの風景もちょっととりとめがないくらい大きい感じ。

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 橋を渡ってすぐのところに神社がありまして、祭神が須佐之男命と八岐大蛇から救い出された稲田姫命なので縁結びはいいとして、航空安全とか空港が近いだけやんけみたいなもんで、相変わらず日本の神社仏閣は懐が広すぎてもうガバガバです。

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 そして、出発してほぼ1時間後、産業道路と第一京浜が合流する地点にたどりつきます。

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 江戸時代は刑場のあった鈴ヶ森刑場の横を通り過ぎます。夏休みに上野まで歩いたときは、真夏日に帽子を忘れて出発するポカをやらかしてとにかく日陰を拾うルートに終始したため、ここから旧東海道へとそれる羽目になってしまい、それはそれでおもしろかったのですが、遠回りではありました。今回は時間的にも余裕がありませんし、あまり迷わずに行きたかったので、とにかく第一京浜をまっすぐ進みます。

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 第一京浜をまっすぐ進むので、京浜急行をずっと横目に見ながら歩くことになります。こちらは新馬場駅。

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 途中にしんちゃん弁当というお弁当屋さんがあって、STAFF ONLYのドアにもちょっと洒落っ気がきいてましたよ。

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 横の自販機も自前のものなのかオリジナル・バージョンになっていて、しかも硬貨・紙幣の投入口の色が別っていう、ちょっと凝ってるんですよね。センスのよさそうなお店です。

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 品川女学院の校歌を作詞したのはかの与謝野晶子だそうで、なんかもうおなかいっぱいでごめんなさいって感じ。でも、けっこう調子こいた歌を詠んでますけど、本人は夜になると父親が鍵をかけた部屋で寝ていたっていう、マジモンの箱入り娘だったそうです。

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 新八ツ山橋の上から日本の大動脈を見下ろします。横浜駅の近くの陸橋なんかすごく高い柵があるんですけど、こことかちょっとした弾みで落ちちゃいそうなぐらい低い手すりしかありません。品川区じゃあ自殺を考える人とか、あまりいないんでしょうか。中央線沿線だったら、一発で名所になりそうですけど。

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 品川駅前っす。けっこうしょぼいですよね、駅前は。

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 瀬戸うどんとすき家。この並びはちょっと前にもどっかで見たなと思って帰ってからネットで調べたら、どっちもゼンショーでした。ま、そういうものでしょう。

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 京浜急行終点の泉岳寺駅は地下鉄に接続しているので、地上から見える部分はさしてパッとしません。もっとも、京急の駅は地上にあっても微妙にパッとしないところが魅力といえば魅力かもしれません。

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 で、この交差点から見える東京タワーをついまた撮ってしまいました。街並みのなかに忽然と現れる白と赤のタワーはやはりインパクトがあります。
 さて、この先で日比谷通りとの分岐点にたどりつきます。前のときはなにも考えずに直進しましたが、なんだか今回は曲がった方がいいような気がして、近くのベローチェで一人作戦会議です。準備万端、このときのために持ってきていた1989年発行の東京の地図を開いて検討した結果、日比谷通りを進めばちょうど皇居の縁をかすめて上野方面に抜けられます。
 そういうことは事前に検討しておけよって話もありますが、こんなものは行き当たりばったりでいくのが旅の醍醐味というものでございます。
 でも、スマートフォンだったら拡大縮小スクロールが自由自在なのに、紙の地図なんてページのあっちこっち行き来しなくてはいけなかったりして、えらい不便ですなあ。街歩きにこそスマホは必需品かもしれませんね。というか、いまだにガラケーな自分もどうかと。でも、第一京浜と日比谷通りは25年前から変わってませんでした。

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 そして、大晦日の日比谷通りはご覧のとおりほとんど車も走っていませんでした。ふだんはもっと交通量は多いと思います、多分。

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 東京タワーは芝公園から眺めた方がずっと堂々としています。あのビルの合い間からちょっと顔をのぞかせた風情も悪くはないと思いますが。

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 増上寺だよーん。

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 森ビルです。ちょっと目立つビルはだいたい森ビルですねえ。

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 えらく低いバス停だなと思ったら、港区のコミュニティバス、ちぃばすだそうです。ちぃばすだから、低いのでしょうか。ここで地井武男をどうにか絡めたいところなのですが、なにも思い浮かばなかったので諦めます。

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 唐突に浅野内匠頭終焉之地という石碑があったりして、いきなりブルーな気分にさせられます。

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 でも、自転車をシェアするところなんかもすぐ近くにあって、ちゃんと持ち直せます。さすが港区、先進的です。

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 逆光がすごくてなんだこりゃな画像になってますけど、日比谷公園の入り口です。そういえば、まだ仮設劇場だったころの宝塚のチケットを買いに並びました。もう15年ぐらい昔の話です。

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 でもって、こっちは皇居のお堀です。じかに見るのは実は初めてかもしれません。だからどうってわけでもないですけど。ちなみにこの時点で出発してから4時間20分ぐらい。

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 こっちは帝劇。「今日は三越 明日は帝劇」っていつのことだよって話ですが(明治末のコピーだそうです)、そういえば西田敏行主演の『屋根の上のヴァイオリン弾き』を観にきましたかね。長女役は杜けあきだったようなという断片的な記憶が浮かんでくるのですが、じゃあ、杜けあきが誰だよって話になると、宝塚の人ってしか知識はありません。

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 少し進むと高い台が建てられていて、でも、収穫物を湿気とネズミから守るための高床式倉庫ではなくて、その上にテレビカメラが据えてあって、人も待機してました。おそらく箱根駅伝の撮影のための場所とりかと思うのですけど、やはり、人もいないとまずいんでしょうね。言っちゃあナンですけど、微塵も生産性のない仕事ですよね。本当に余計なお世話ですけどね。

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 そして、秋葉原にほど近く、万世橋を渡る手前にある老舗のお蕎麦屋さん、まつやには長蛇の列が。お店の前にはテレビクルーとレポーターも。

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 秋葉原でアップルを名乗っておきながら、ジョブスもウォズニアックの関係なく、パチスロってあたりの肩すかし感がナイスだと思います。
 でもって、途中の大手町とかは本当に人がいなくてすいすい進めたのに、秋葉原はすごい人出で途端に歩みが遅くなってしまったわけですよ。もうメイドさんは寒さに鳥肌立てながらチラシかなんか配ってるし。お堀端から1時間ほど歩いただけで、このありさまですよ。本当にこの国はどうなってしまうんでしょう(←われながらうすっぺらい世相の憂いっぷりに赤面)

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 そんなこんなで15時すぎ、5時間半の旅路の後、めでたく西郷さんと再会できました。暗くなる前にたどりつけてなによりでした。前回はたしか7時間半もかかりまして、そうなっていたらもう真っ暗だわ寒いわで、なんだかもうこのまま来年もダメじゃないかという大晦日になりかねないところでした。

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 最後にみかけた台東区ご当地キャラクターの台東くん。犬を連れて着流し、「さいごう」と「たいとう」で微妙に韻を踏んでいてなんだか少し神経を逆なでされます。さらに頭巾(?)の形が台の字、左胸の東とあわせて台東という無理やりさもナイスです。

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