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2014年12月31日08:50

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イスラム国のサソリ作戦

 年の瀬から香ばしいネタ記事でございます。

イスラム国(ISIS)、市街地に空から大量のサソリを投下。(イラク)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=3207133

 サソリを砲弾に詰めて撃ち出す。その発射と着弾の衝撃にサソリは耐えられるのか。記事に引用されているところによると、「バグダッドから帰国して間もない英・軍事専門家でNATO軍の化学生物兵器の権威であるハミシュ・デ・ブレットン=ゴードン氏」は、「「サソリは強靭で何マイル吹っ飛んだところで死にはしません」と言っているそうなんですけど、なんかもっともらしい肩書ですけど、生物兵器ってたって、サソリは専門外でしょう。しかもこのインタビュー、mirror.co.ukに答えてのものだそうですけど、ミラーって東スポみたいなもんじゃないでしたっけ。

 サソリをその衝撃から守りつつ、着弾後に開く仕組みの砲弾はどこから調達するのかとか、そもそもそれだけのサソリをどうやって確保するのかとか、腑に落ちないことだらけです。
 偏見ですけど、なんかイスラム国って、スタンドプレーが大好きで目立ちたがりの脳筋マッチョ集団という感じで、そういう危険で地道な裏方の仕事を買って出てちまちまやる人間はいなさそうな気がします。

 記事は「人道に反する卑怯なことを嫌うアメリカだが、この“サソリ爆弾”に対する出方が気になるところである」ともっともらしく締められていますが、そんなもん放っておくに決まっているでしょう。
 ノンセクト・ラジカルな学生運動が浅田山荘事件で世論の支持を失ったように、イラク市民へのそういう嫌がらせは当局にとって願ったり叶ったりなわけで、別になにもしないと思います。そもそも、サソリ作戦自体、存在しないでしょうけど。

 編集部のJoy横手さんには「おつかれさま」という言葉を贈ります。もっと他に取り上げるべき記事はいくらもあったと思います。来年はいい年になるといいですね。
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