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2014年12月26日00:27

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30両編成

昼休みにyahooを見ていたら、『30両編成』というのがそのタイミングで話題のツイートになっていました。

で、気になって調べてみたら、総武快速線の東京駅でパンタグラフが故障して運休になっていました。




動画も見てみましたが、確かに30両編成でした。

確かに長い…




ところで、この故障車両はE217系。

15両編成のうち、モーター車は6両のみ。

90年代のJR東日本の車両は、モーター数をギリギリにしているのが多く、

E217系の11両編成はその最たる例で、4両のモーター車両で7両を動かしていました。

実は15両編成よりも、11両編成のほうが無理している状態です。




その上、総武快速線・横須賀線は、東京駅前後10キロほどがトンネル区間。

このトンネルの出入り口付近は、一般的な鉄道としては最急勾配の坂が続きます。

それでも、確か4両のモーターのうち1両が故障しても、

最急勾配から発進できるという仕様だったと記憶しています。





さて件の30両編成。

元々故障したのは、11両+4両=15両編成。

それを救援するために同じく11+4両を繋げました。

そして、11両編成側のパンタグラフが故障したため、東京駅でパンタグラフを解体したようです。

元々故障した車両のうち、4両は車内灯も付いていたので、生きていたのかもしれません。




上で書いたように、E217系は最急勾配で3両のモーターで8両を引っ張り出すことが可能です。

元々の車両のうち4両編成は生きていたとすれば、生きているモーターは2両。

そして救援の車両は、モーターが6両。

合計8両のモーターで、22両を引っ張り出したと推測できます。




モーター車÷編成を計算すると、通常は3÷11=0.272

よって理論上は、この数字が0.272以上であれば問題なく運転できる計算になります。



今回の救援車は8÷30=0.267

もし、元々の4両も故障してモーターが動かないと仮定すると、6÷30=0.2



どちらのケースも0.272以下ですが、0.267であればその差は0.005なので、

ほとんど差はなさそうですね。

さらに駅は平坦なので、当然最急勾配で発車するよりは遥かに楽です。

それも踏まえれば、ギリギリ発車できたのだと思います。




動画を見ていると、発車後は時速70〜90キロくらいで走っている感じなので、

意外と速いと思いました。

特殊な運転だから時速30キロ以下とかにするのかと思っていました。

一度発車してしまえば、ある程度の速度は出せる感じですね。




こういう事故は二度と起こって欲しくないですが

起こったとしても、こういうバックアップが出来るのも、良いところだと思いました。




そういえば、、、今日から冬休みに入った人が、午後の成田便で海外に行くといっていて、

数日前にN'EXで行くかどうするか迷ってました・・・。

N'EXは止まっていたので、大丈夫だったのかな??


■なんと「30両編成」の長〜い列車が運行、横須賀線・総武快速線のトラブルで
(えん乗り - 12月25日 19:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=182&from=diary&id=3201664

12月25日のクリスマス。JR 横須賀・総武快速線を30両編成の長い列車が走行するようすが見られた。といってもイベントではなく、装置の破損で動けなくなった列車を別の列車が牽引(けんいん)したものだ。

【画像が掲載された記事、より大きな画像、その他の画像など】

25日の朝、東京駅に停車中の列車が、電気を取り込むためのパンタグラフの破損により動けなくなった。

そこで別の列車が牽引のために連結され、30両編成という形で運行することになった。

多くの人の注目を集め、Twitterや YouTube にはたくさんの写真や動画がアップロードされた。

えん乗り編集部では、動画のうち1つを投稿者の好意により転載した。

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