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12月3日水曜日に旭川の3条通17丁目にあるやきとり「鳥源」に行ったが、駅前から20分ほど歩いて向かう途中15丁目銀座商店街を通った際、ある居酒屋の前に「ガタタン」ののぼりがあるのを見つけた。
「ガタタン」とは、空知・芦別の名物じゃないか、どうして旭川に「ガタタン」ののぼりを出している店があるのだろうか、これは気になる。
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そこで、土日に旅行にも行かず暇だった土曜日の12月13日は雪で寒かったし、「ガタタン」なら熱々であったまるしその居酒屋「金沢」に行ってみた。
カウンターに腰掛け、まずはお通し(大根とひじき)をつまみに芋焼酎のお湯割りを飲みながら、ともかく「ガタタン」を注文。
どうして旭川で芦別名物の「ガタタン」を出すのか聞いてみたら、マスターが芦別出身なんだそうだ。
出てきた「ガタタン」は、具材にいか、豚肉、なると、たけのこ、ふき、ホタテ、えび、ちくわ、つぶ、こんにゃくが入ったとろみのある卵スープで、さらにしっかり団子が入っている。
これはニセモノではない、芦別の「ガタタン」だ。
それもそのはず、れんげでひと口ずつ食べていたらビニールの切れ端が出てきた。
芦別の道の駅で売っているお土産用「ガタタン」に違いない。
お店で作ったわけではないことがバレちゃったが、旭川ではほとんど知られておらずめったに出ないであろう「ガタタン」の10種類もの具材を揃えることも、粉から団子を作るのも大変だろうし、これはこれで本場・芦別の「ガタタン」に間違いないし、味だってそこそこおいしい。
そして、カウンターの目の前にこんなものを見つけた。
これはクソ安い味のしない焼酎に割モノとして入れる梅シロップではないか。
最近あまり見掛けなくなったが、昭和の大衆酒場定番のアイテムである。
こいつはいいや、焼酎の梅割りに切り替えよう。
梅割りを1杯だけ飲んで会計したらこれで2400円、安くはないが高くもない、芦別まで行かずに旭川で食べられるならまあいいのではないかと思う。
芦別では夜飲み屋で「ガタタン」を出す店は少ないし、列車で行けないことはないが本数が少なく「ガタタン」で一杯やりに列車で行くのはかなり難しいし、クルマで行ったら飲めないし、旭川で酒飲みながら「ガタタン」をつまみにできるのは悪くないじゃないか。
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