選挙結果を見るまでもなく、民主党がもうダメなのはわかっていた。
自分たちの政権運営で、国がめちゃくちゃになったことで、前回の選挙で議席を減らした、という事実をまったく受け止めないまま、まだ政権運営力があると錯覚しているのだとしたら、それは国民を馬鹿にしている、としか言い様がない。
野党第一党、という立ち位置は変わらないにしても、もう政権担当をする可能性は未来永劫ないだろうと思う。みんなの党が解党したように、民主党も、それぞれ主義主張の合う人間がまとまって、シンプルな体制になるのだろうと思われる。
一方、今回の選挙では、いわゆる 「小選挙区」制、の選挙がまったく機能しないことが明らかになった。
政権に対する対立する政党があってこそ、小選挙区制は生きた選挙システムになったのだが、自民党が二つに分裂しない限り、そのような対立構図は描けない。
日本で、民主主義がうまく機能しないのは、文化・国民性など多様な要因があるが、元々小選挙区制は、自民党が自分たちが選挙で勝ちやすいように作ったシステム。だが、そのシステムに小沢一郎が挑み、そして、いつしか民主党が政権を取った。
慌てたのは自民党の方だろう、そして、逆転して政権を取り戻すため、粛々と努力をした姿勢は見られる。民主党には、そのような真面目にやろうとする姿勢は全然感じられない。単に大臣の椅子が欲しい人がいくら集まっても政治は進まない。
野党が、ほとんど意見を言えない国会で正常な議論ができるかどうかは甚だ疑問だが、政治がどれほどダメでも、私たちは前に進むしかないのが実情だろう。限られた範囲の中で、自らの利益を求めて働くなり、仕事を立ち上げるなり、そのあたりは国民個々に課された課題だと思う。
実際、お隣の中国では、共産党政権の支配下のもとでも、きっちり事業を立ち上げ、自分たちの生活を前へ前へと進めている人達が何億人もいるのが事実。
真面目に取り組めば、どんな社会の中ででも、活路は見いだせるはず。
政治が悪い。 とか
政府が悪い。
などと、言うのは、できない人の言い訳に過ぎない。
やらないでは。
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海江田代表 午後に辞任表明へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3185799
民主党の海江田万里代表は15日午後、党本部で記者会見し、衆院選で落選したことを受け、辞任を正式に表明する。同党は海江田氏の辞任を受け、同日夜に緊急役員会を党本部で開き、代表選の日程などについて協議する。次期代表には、岡田克也代表代行や前原誠司元外相、細野豪志元環境相、玉木雄一郎衆院議員らの名前が取りざたされている。
枝野幸男幹事長は15日午前、国会内で記者団に「代表が議席を取れず残念だ。党に期待した皆さんにも大変申し訳ない」と語った。代表選については「今日の役員会で今後の段取りを決めたい。(日程は)代表の意向を踏まえ、幹部で相談する」と語った。枝野氏はその後、海江田氏と東京都内で会談し、今後の対応を協議した。
同日夜の役員会では、代表選の日程や手続きを協議する。任期中に代表が不在となった場合、通常は臨時党大会での選出や党員・サポーターも参加した選挙を実施するが、常任幹事会で必要と認めれば同党所属国会議員による両院議員総会で行うことができる。
党内には、首相指名選挙を行う24日の特別国会召集前に代表選を行うべきだとの意見がある。一方で、次期代表は来年の統一地方選や2016年の参院選の「党の顔」となることから、党員・サポーターも参加した本格的な代表選を来年1月17日の党大会までに行うべきだとの声もある。
次期代表の任期は、党規約で「就任3年目の9月末」までと定めているため、17年9月末までとなる。同党の加藤敏幸選対副本部長は15日午前、NHK番組で「しっかりと海江田氏本人の決意や考えを伺い、党の手続きに従って処理されるべきだ」と述べた。
維新の党の松井一郎幹事長は15日午前、民主党代表選に関連し、「今までさまざまな発言をしてきた民主党の一部の人たちの決意と覚悟を見たい」と述べ、野党再編に意欲的な前原氏らの出馬に期待する考えを示した。【佐藤慶】
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