ハハの隣で、ワタシのフトンの上で丸くなっていたクーちゃんに
「クーちゃん、オマエのことを『ダメ犬』って言うてる人がおるで?
オネーチャンのベッドの上で寝たり、お布団の上で寝たり、
飴とか人間の食べるもの食べたりするのはアカンて言うてはったで?」
と言うと、クーちゃんは起き上がってお座りしなおした後、頭を下げて縦に丸くなっていた(笑)。
「いいよー、クーちゃんはそのままでいいよ
オネーチャンもオバチャンも、今のクーちゃんが大好きやから、今のままでいいよ。
けど、アメとか人間の食べるもんは我慢せなあかんよ」
と言うと、もっと小さく丸くなっていた。
それを聞いていたハハは
「どこのどいつがそんなこと言うてるんやー

ムキー

」
と怒っていた(遠い所からですよ、オカーサン・笑)。
これも最近気づいたんだけど、すごくハキハキ話すようになったんだよねー。
* * * * *
乳がんで片方のオッパイと上腕の筋肉を切り取られてしまった友人がいる。
その友人が、ある時ワタシに教えてくれた。
「上腕の筋肉とられてしもたから、普通に考えたら、腕、上がれへんと思うやろ?
けど、ちゃんとそれなりに上げられるようになるねん。
動かし方にコツは必要やけど、無くなった所の近くの筋肉が助けに来よるねん。
ぶぶ。人間の身体ってスゴいでぇ。うまいこと出来てるでぇ。
どこかに足らんところがあったら、他のところがその代わり、しよるねん。」
ハハを見てると、その時の会話を思い出す。
そんな話を教えてくれた友人に感謝、だ。
彼女は今も「普通に」働いている。
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