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2014年11月26日22:07

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エミネントのこと

マイソニックのエミネント、サイトを見たら8月で生産完了になっていました。

エミネントGLが出て数年経ちますから、これも必然でしょう。

エミネントは使っている人も多く、専用トランスも使っていない私が今さら…という気もしますが、流れなのであらためて聴いておきたいと思います。

今にしてみると、2003年発売の本機種がその後のMCカートリッジに与えた影響は大きいと思います。

低域重視、ローインピーダンス、アルミ系カンチレバーなど…フォロワーがいくつも思い浮かびます。
価格の高騰化にも影響を及ぼしましたかね冷や汗

この機種の使い手は同社のシェルを使っている人も多いと思いますが、付属のリード線の存在、影響が結構大きいと感じます。

具体的には低重心のカートリッジと、やや細身の音調なリード線とでバランスを取っているようです。
このリード線を他の機種に使うと、音は確実に細身な方向へ変化しますので。
いざ換えるにしても、バランスの面で選択がなかなか難しい。

素の音を最良に引き出す狙いで、いつものPC-tripleCリード線に換えて聴きます。

品位、ダイナミックさが向上します。オリジナルはやや優等生的、無難な音に感じます。

影響を与えたと思われる後発のP-1Gと比較してみたいと思います。

重心の低さは共通ですが、低域の明確な押しの強さではP-1G。フワッとローエンドまで豊かに伸びるエミネントです。
輪郭の線を骨太に出してくるP-1Gに対して、音像の強調が少ないエミネント。
エミネントは高域の描写が繊細であると同時に、やや淡泊な印象も受けます。
音像が前に出る感じは相対的に薄くなります。音場感はエミネントの方が空間が広い。
全体のトーンに似たところはあるので比較して述べましたが、能力は互角で優劣は付けがたく、聴き手の好みやジャンルで決まるのではないでしょうか。

考えてみると、エミネントの音はカンチレバーがジュラルミンだという要素が大きいのではないでしょうか。P-1Gはボロンです。
マイソニックでボロン使用は「ウルトラエミネントBC」だけです。
自分の好みはどちらかというとボロン、というのが解ってきたので、運と縁があれば、将来GLよりむしろウルトラBCを使ってみたい気がします。

エミネントからの針交換もできますが、ここは一発年末ジャンボかなあっかんべー
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