うんと言ってやれ。
私が、今年の三月に頼まれた仕事。
AOで名古屋の某私立大学に既に合格している生徒に、数IIICを一ヶ月で教えて欲しい、
という仕事だったが、、、、、、
一回目でわかったのは、
「微分の意味も定義も知らない。」
いや、これは困ったよ。
で、本人曰く、将来は学校の先生になりたいんだと。
おおおお、バカがバカを育てる連鎖は断ち切らねばならぬ。
と感じたが、こっちが一回で切られました。
なにか、「難しい問題を解く」 ということが、勉強だと間違っている解釈がある。
もちろん、順序よく学習していけば、難しい問題でも解ける場合もあるが、
(少なくとも私は、未解明の問題に対して有意義な解答を与えたことが一度もない。)
本当は、一回はあrる。というのが学位を持っていることの証拠になるのかもしれないが、
解答が見つかるのには割と運もある。
ゆとり教育が終わって、新課程となり、高校生が整数論を学ぶようになった。
正直、私は整数論は得意でもないし、とても難しい学問領域だと感じる。
ピタゴラスの定理から、フェルマーの大定理までに実に数千年の年月が掛かっている学問領域。(ピタゴラスの定理はピタゴラスが発見したのではない点は注意、フェルマーの大定理はフェルマーが証明しているという記述はどこにもないのにも注意。)
比較して、解析学の方がまだわかりやすい、とは思うが、それでも多くの関数で全微分を与えることが困難なのは事実で、原始関数求められない、なんてことも日常茶飯事。
みたいな話が、高校卒業の時点で、ある程度わかっていて欲しいのだが、高校では基本的に2変数関数は扱わない建前だし、物理では微積分使ってはいけない前提だったりする。
高校の教科書の内容はわかっていて大学に進学して欲しいものだが、それが難しいと感じる高校生は多いだろうし、その全てが学問に適していないとは言えない。それ故、AO入試のようなシステムで一定数大学へ進学する高校生がいても社会全体としては問題なかろう。
問題なのは、全員AOで大学へ行こうとすること。
そんな社会、滅亡するよ。
------------------------------------------------------------------------
■AO入試で「バカが増えた」と大学関係者
(dot. - 11月25日 15:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=3156770
その明快なネーミングセンスも相まって、一目置かれる存在になってきた。
「AO義塾」。読んで字のごとく、AO(アドミッション・オフィス)入試を専門とする学習塾だ。AO入試は、一般的な学科試験ではなく、大学側が求める人物像や学生像と照合して合否を決める。その入試方式に特化したカリキュラムを特徴とする。「校舎」は東京・代々木駅近くにあるマンションの一室だ。
塾長の斎木陽平さんは、慶応義塾大学法学部政治学科に在籍する大学3年生。自身もAO入試で受験し、合格。2010年にAO義塾を開校した。
「AO受験では、大学に入って何をしたいかだけではなく、その後どんな人生を送りたいかなど、個人としての総決算を求められました。将来の夢を実現するために何を学ぶのかといった、人生設計を考えるのがAO入試です。受験で得たこの素晴らしい経験を、もっと多くの学生に知ってほしかった」
強い理念は合格実績にも表れる。13年度のAO入試実績として、慶応大の法学部には64人、総合政策学部と環境情報学部には34人が合格。わずか2年で、「全国トップクラスの合格率になった」と斎木さんは自信を示す。群馬から通う生徒もいれば、宮城や福岡からオンラインで受講する生徒もいるほどだ。
懸念もある。AO入試を行う私立大全体の、競争率の低下だ。
「世間ではAOは学力が低いのではと言われ始めている。実際に高い競争心を持って受験に臨めるのは極端な話、早慶レベルくらい。倍率が1倍前後の大学もあると聞く。『AOならば受かる』という風潮も否定できません」(斎木さん)
AO入試の競争率が高い大学と低い大学との「二極化」が、年々顕著になってきたのだ。それは、高校が在学中の成績や活動実績などをもとに推薦する推薦入試もしかり。ある有名大学は、AO方式の非学力型入試に学力テストを課す推薦制度を今年度から廃止した。大学関係者は理由をこう話す。
「近年、一般入試で合格する自信はない生徒が、秀でてもいない課外活動やスポーツ能力を掲げて応募する例が増えていた」
また、現在もAO入試を継続している有名私大の関係者は、さらに辛辣(しんらつ)だ。
「正直、バカが増えた。学力テストがないAOで(入学の)チャンスをもらえたと錯覚している生徒が多い」
※AERA 2013年3月25日号
ログインしてコメントを確認・投稿する