00:30頃、寝る前の薬を飲むために階下に降りて、台所にはいったワタシは家の前をなにかが走っている気配を感じた。
しかし、我が家は路地の中にあり、入ってきても行き止まりである。
夏に真向かいのアパートが更地になった。
クーちゃんの用足しには便利だが、いくら突き当たりはマンションのガレージで背の高い柵があるとはいえ、あまり気持ちのいいものではない。
しばらく前からクーちゃんが吠えている。
理由もなく吠える犬ではないから、やっぱりなにかあるんだろう。
ワタシは携帯電話を110番にセットして、覗き穴からとりあえず様子を伺ってみた。
なんてこったい。
レンズが汚れていて、あんまり見えない。
それでも、見える範囲では人間らしき影はない。
階段の上からクーちゃんが「オネーチャン、はよ、確認しいや!」とでも言うように、ワタシを見下ろしている。
「アンタ、高いとこからそんなこと言うけど、オネーチャンかて恐いがな!」というと、階段を降りてきてワタシの足元でスタンバってくれた。
チェーンをかけたままではドアの左側がみえないし、クーちゃんもでれないので、チェーンをはずしてドアをそっと開けてみた。
空き地の向こう側に、ノラ猫がいた(苦笑)。
クーちゃんは、突進していったが、クーちゃんに捕まる猫はまずいないだろう。
…でも、クーちゃんて、長文理解してるとおもうなぁ。
大阪弁だけやけど。
子犬の頃から大阪弁で話しかけ続けたからかなぁ。
家の前の路地で遊んでるときも「お家、入り」と言っても、「(ドアを)閉めるよ」と言っても、ちゃんと家に入るから、この二つの言葉は同じ意味だと分かってるんじゃないかと思うんですが。。
と、まぁ、ここまでは親バカばなしですが、ワタシは今回ほど「ワタシってクーちゃんの指令を受ける立場なんだ」と思ったことはナイ…( ̄▽ ̄;)
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