骨壷は土葬から火葬になった時点で使われるようになった。骨壷に入れる遺骨は全体の一部であって残りの遺骨や遺灰は火葬場に残しておくのが常である。この残された遺骨や遺灰は決められた場所に共同埋葬される。
火葬場から持ってきた遺骨は一定期間は仏壇に安置するものの最終的には墓に入れ、遺骨を入れていた骨壷は割ってゴミとして出すのが通常の方法である。墓石の骨を入れる穴の底は土(地面)になっているので土の中に住むバクテリアによって分解されて程なく消滅する。
釈迦を始めとして各宗派の創始の分骨は行われているものの、故人の「身体を引き裂く行為に通じる」として分骨が嫌われる面がある。また逆に死者の怨念を減じるために故意に体の部位を別々に埋葬する風習もかってはあった。
骨をいつまでも手元に置いておこうとするのは生者のエゴである。故人に関わるものを必要とするなら故人が使っていた衣服やその他のものを保存しておけば良い。このような物品を形見分けとする方法もある。故人の冥福を祈りたいというのであれば仏壇もしくは位牌のみを置いておけば良いだけである。
■宝石箱や香水瓶のよう…進化する「骨壺」事情 手元供養を可能に
(産経新聞 - 11月23日 08:26)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=3154199
ログインしてコメントを確認・投稿する