アルコールは認知症に影響するといわれている。
まぁ、毎晩大酒くらってなければ、あんまり関係はなさそうです。
どーも、あちこちから聞いたことをまとめてみると、結局「認知症」って「生活習慣病の延長」なんじゃないかと思えてくる(ワタシが思ってるだけよ)。
* * * * *
ハハの話をしよう(笑)。
ハハの「認知症」のうち前頭葉がなくなってるのは「コレはアルコールのせい!」と医者に断言された。どんだけ飲んだらそうなるねん。
ワタシが本当に小さい頃は、ハハは「お付き合いで乾杯で口をつける程度」だったと思う。
お酒を飲むようになったのは、40歳くらいかなぁ。
チチが仕事の付き合いで飲み会に行くことが多くなった時期があったのだが、またこのチチというのが本当に下戸というか・・飲めないお酒を飲んで帰っては、夜中にトイレで「ゲロゲロ」とカエルのようになっていたのね。
「うるさくて寝られへん!」と怒っていた鬼のような娘はワタシです。
そうこうしてるうちに、その「チチの付き合い」にハハが同行する必要が生じてきて、そうなると日本のオッサン社会って、チチの代わりに「じゃぁ奥さん、どうぞ」ってなるじゃん?
で、飲んでみたら意外と顔にでないタイプだったから「おー、奥さん、チチさんより強いねぇ、お代わりどうぞ」ってなっちゃったわけです。
ハハもおだてられて「自分はお酒に強い」と思っていい気になってしまった。
(まぁ、確かにハハが飲みすぎでゲロゲロ言ってたことはないから強いんだろうけど)
お酒の種類も、ビール→ワイン→ウイスキー→日本酒→焼酎 という経過を経て焼酎に着地した。
* * * * *
チチが突然亡くなったとき、イモートはもう結婚して家を出ていた。
ワタシも働いてたから、ハハはワタシを送り出したら、ワタシが帰って来るまでずっと一人ぼっちだった。
王子が小学校時代の6年間は、ウチに帰ってきてたから気晴しにはなってただろうし、王子が5年生のときにクーちゃんがきたけど、やっぱり小学校の5年生にもなると友達と遊ぶほうが楽しいだろうし、犬は話し相手にはならない。
王子がほとんど毎日夕食の場にいてくれて、ハハの作った食事を「オバチャンのご飯は美味しい」と言ってくれてたことは、やっぱりハハの「やりがい」にはなってたと思うし、ワタシはその点で王子にとても感謝している。
でも「積極的に新しいお友達を作る」ことが苦手なハハは、家にひきこもって、お酒の量が増えていったのだと思う。
唯一同居していた家族であったワタシは、自分の生活(仕事とか遊びとか)を、そんなに大きく変える必要が生じていることに気づかなかった。
「なんか、お酒の量増えてるんちゃうか?」とは思っていても、どうやってそれをチェックしたらいいのか分からなかった。
ワタシは、お酒は甘いジュースみたいなのばっかりで、「美味しい」と思いながら飲むことってあんまりない(一応味はわかるようだけど)ので、お酒に失礼な気がして家ではあんまり飲まなくなった。
ハハの血か、ワタシも「いくら飲んでも顔にでない」タイプなので、うっかりしてると翌日えらいことになったけど、最近は飲んでも一杯くらいかな。
もーな、
いろいろお世話になったオジサンたちだけど、ハハにお酒をのませていい気にさせたことだけは「よけいなことしやがって

」と、結構ネに持っている(笑)。
お酒の飲めない人に無理に飲ませるのは、やめてあげてください。
ちょっと飲める人でも顔が赤くならないからって、継ぎ足しにくるのはやめてください。
ほしかったら手酌で飲みますので。
アカンで、あの風習、ホンマニ。
ログインしてコメントを確認・投稿する