<フィギュア>　青臭い男気

オバサンは、はにゅが好きだ。大好きだ。

オバサンちのオバチャンが死んだ後なら、はにゅが徴兵されそうになったら、はにゅのためなら「肉壁」になってもよいかなー、と思っている（笑）。

しかし、今回ばかりは感心しない。

中国選手と衝突するところから見ていたのだけれど、ぶつかって倒れた後、アレだけ長い間お互いに立ち上がれないというのは、相当なダメージがあったはずなのだ。

リプレイをみていたら、羽生選手は後頭部を打ってはいなかったと思うけど、それでもあれだけの時間ピクリとも動けないのは、本来なら即刻救急車モンのはずだ。
ましてや「冬の雪道」ではなく、まさに「氷の上」でしょ？

日本にとって、羽生選手は、この先１０年くらいはエースとして活躍してもらう予定の（ハズ。はにゅの意思は別として）選手のはずなのに、どうして関係者は羽生選手をぶん殴ってでも止めなかったのか。

リンクの外でさえ、まともにあるけない羽生選手が氷の上で４回転できるかいな。
できても、させたらイカン。

まともに歩けない原因が足もとなら、より大きな怪我につながるし、頭ならもっと大ごとやん。

「青臭い男気」を見た気がした。
その心意気は認めないではないが、自らに課せられたこの先の責任だの、この先の選手生命だのにどれだけ悪影響を及ぼすと思っているのか。

あーーーー、もう、プルチェンコ選手に説教してもらいたいっ。

　こ　ん　な　こ　と　を　美　談　に　し　て　は　い　け　な　い　。


羽生選手の気持ちはなんとなく想像できそうな気はする。

・ソチ五輪で完璧な演技が出来なかった。
　一部のマスコミに「かつてあれだけジャンプを失敗して金メダルを取った選手がいたか？」ってなことも書かれてらしいし。
・だから「五輪の金はマグレではなかった、これがオレの実力だ」ということを証明するための大会だった（のに、ああいうアクシデントがおこってしまった）
・アクシデントにより万全の体調ではなくなってしまった。
　でも、自分はまだ歩ける、滑れる。だから滑る。

こんな感じかな。

勿論彼の金メダルはソチ五輪だけではないし、金メダルは山ほど取ってるのも知ってる。


それに、衝突から６人の選手の演技をずっと見ていた審判も人間だ。
どれほど公平な審査ができたか疑問ではある。
「人の心をうつ」という点では、点数高いかもしれないけれど、ワタシは今回のような「心の打たれ方」より、ソチ五輪の浅田真央選手の「心の打たれ方」をしたい。

「オペラ座の怪人」は洗練されていけば、いいプログラムになると思う。
でもそれを成し遂げるには、シーズン前にいためていた腰も含めて、身体のメンテナンスをしっかりしてからの話だ。

　＊　＊　＊　＊　＊

あとね・・ワタシは、普段の彼の言動から「３．１１」は、やはりまだ復帰できていないように感じる。
「みんなのために」「無念のうちに亡くなっていった人たちのために」「自分を助けてくれた人たちのために」って。

彼自身の「３．１１心のケア」はちゃんと出来ているのだろうか。

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■羽生結弦、練習中に中国選手と激突し負傷　中国杯２位
　(朝日新聞デジタル - 11月08日 21:14)
　http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3132768