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2014年10月20日16:30

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一寸先はポエム!

前回の日記のあと
たくさんの方から
ご心配のメッセージをいただきまして
誠にありがとうございました!

お客様の安全面を考慮して
神戸・ビッグアップルでの公演は
中止とさせていただきましたが
実はあの夜あの後意外な展開に・・・


そんな一寸先はポエム!な
関西ツアーをふりかえってみます☆







〜10/11(土)京都〜
本日より関西ツアーのはじまりはじまり〜
単発の営業ライヴでは何度もおじゃましていますが、ツアーとなると実に二年半ぶりの関西
わ〜い!めっちゃ楽しみ!という訳で気合いマンマンで降り立った初日の地は京都
10年来の友人でもある、詩人・chori主催による「詩人は公○の輪郭にたちあがる」へ出演
会場の"公○食堂"は、ライヴハウス、音楽スタジオが入っているビルの中の三階にある、さまざまなライヴが催されるメシと酒のうまい食堂
イベント当夜はチャージ無しの投げ銭制だったので、下のライヴハウスの出番前のバンドマンなんかも一杯ひっかけがてら観ていてくれて、なかなか新鮮な空気感の中でパフォーマンスをお届けすることができました
先月の京都"FUJITAYA"ライヴに来てくれたお客様も何名か来てくれて、中にはオープンマイクのコーナーにエントリーするイカしたガイも現れて、この夜だけの言の葉を響かせ合えました
それにしても、主催のchoriとは彼が17歳(オイラは30歳)のときからの付き合いですが、本当に頼もしい表現者に、そして豊かな人間に成長しているなあと、改めて実感しました
ライヴ後久々に明け方近くまであれこれと語り合いましたが、その話題のほとんどは馬鹿話なのに(笑)、根底には常に詩が流れている、そんな心地よいひとときを過ごすことができました。ありがとう!
これからもお互い孤独に走りつづけてまいりましょ〜〜〜


〜10/12(日)大阪〜
ツアー二日目はお昼から、河野宏子主催「ブラックサンデー」へ出演
会場の"さばのゆ温泉"は、温泉ではなくて、オイラ世代にはキッチュの呼び名がしっくりくる松尾貴史さん経営の多目的カフェ
東京・世田谷にも系列店があり、妻の仲良しさんでもある浪曲師・春野恵子先生が独演会を定期的に行っていたりする非常に雰囲気のある和空間
この日は詩が好きなお客様が中心で、オープンマイクも嵐の前の穏やかな昼下がりにやさしく響く散文的なアプローチの朗読が続き、なかなかキモチEカンジ♪
共演の池上宣久さんを拝見するのは10年以上ぶり。"詩のボクシング"等でのご活躍は度々耳にしていたが、久々に生で触れるそのパフォーマンスには、大爆笑させてもらいつつ、潔い変態っぷりになんだか感動してしまうという、年輪を重ねていなければ醸し出せない味のあるステージ
つづく二番手は主催で我が魂の妹分・河野宏子。結婚から出産を経て、生後13カ月の息子さんと旦那さんに見守られながらのパフォーマンスは、じっくりとした朗読がちゃんと調べになっていて、時折息子さんの放つアドリブも手伝って、たおやかな普遍を感じさせてくれるひとときに
三番手は、名古屋からいらっしゃった馬場めぐみさん。歌人としても高い評価を受けている彼女の朗読は、すれすれの息遣いと間(ま)から放たれる独特の詩世界。いろいろな空間でまた聴いてみたいなと思いました
休憩を挟んでのセミファイナルは、東京から参戦の守山タダマ。前夜の京都とこの日の連続共演を誘ったのは何を隠そうこのオイラ。ダダマが最近地方でのライヴを増やしたり精力的に活動していることを聞いていたので、どんな風に変化しているのか見てみたかったし、それにはダダマのことを知っているお客さんが多い東京のステージより、知らないお客さんばかりのステージの方がおもしろいんじゃないかと考えたのです
かわいい期待の後輩ですから、ときにはキツいことを言ったりしますが、この男はいつも言われた分だけ拗ねずにちゃんと結果を出すから追いつめ甲斐があります(笑)この日はエッジの効いた守山ダダマにしかできないステージを魅せてくれました
オイラはとにかく河野の息子とのタマシイ勝負。三歳以下と百歳以上の人間は意味を超えた言語の波動にとても敏感なので、どこまで坊やと繋がり、そこから他のお客様の氣と共に押し広げていけるかに集中。結果なんだかよくわからん祈りを捧げることができましたっ
ライヴ後軽く打ち上げでワイワイしてから、この日の宿である「こえとことばとこころの部屋"cocoroom"」へ
代表の上田假奈代ちゃんは、やっぱりすごく長い付き合いの一つ歳上の美人なお姐ちゃんで関西を代表する詩人
お互いの近況やら、これから先の展望、さまざまな情報交換などディスカッションができて、明日への気合いとラヴが入りました!
早めに寝ようとお布団にもぐったら、パラパラと雨の音。いよいよやって来たな台風19号・・・


〜10/13(月/祝)神戸〜
と、おもったら、あれれ。朝目覚めたら拍子抜けするほどの青空
しかし、コインランドリーに行ってる合間に適当に入った釜ヶ崎の喫茶店のおっちゃんおばちゃん達から、昼過ぎから電車が止まるから移動するなら早めの方がええで兄ちゃんと熱烈アドバイスを受けたので、午前中のうちに神戸へ〜
お昼に新開地駅に着いたときには、キャ〜嵐!!!おっちゃんおばちゃん、ありがとう(感涙)さっさっと動いといて大正解でしたわ
共演の音楽家・島田篤さんと電話で協議の結果、交通機関の麻痺、お客様の安全面を考慮して今日のライヴを中止にすることを決定
でも、また必ずタイミングを見てやりますから、楽しみにしていた皆さん、待ってて下さいね!
しょうがないから一日のんびりするかあ、なんておもいながらこの日の宿である「yume nomad」へ
ところがチェックインの際にイカした女将さんとくっちゃべっているうちに、今日は宿泊客も台風で外に出られないからみんなで鍋でもしようかとおもっていたけど、せっかくだから桑原さん、うちでライヴやりましょうよ☆てな話になっちゃった(笑)
聞けば女将さんも詩が好きで、友だちにも詩に造詣の深い人がいるみたいで声を掛けるとのこと
こりゃ、やるしかないっスね、どうせ今夜ライヴやる気マンマンだったし〜
ということで、急遽ゲストハウスのリビングで、日本人と外国人半々くらいの割合のお客様の前でミニライヴを敢行
送り手も受け手も超新鮮な感覚の状態で詩をライヴしました。これだから旅はやめられません!
パフォーマンス後、外の暴風雨を尻目に、信じられないくらい絶世の美女(ガチで)たちに囲まれて、詩の話や、いっしょに創作巨編を編み出したりしてキャッキャッキャッ
イカン!気が付けばもうすぐ朝だ!ちょっぴりだけ、おやすみなさいzzz


〜10/14(火)滋賀〜
アッという間に嵐は過ぎ去り、そしてこちらのツアーもニャッという間に最終日
約束の地・滋賀に着いたら、台風一過のあとだからか、う、寒い!こりゃ、ライヴで熱くせねば
そんな訳でお昼は六角館という公共施設での「第二回マイクパフォーマンス部会」へ出演
内容は、知的障害者の人たち(主に子どもたち中心)と、とにかくマイクの前でみんなパフォーマンスをしてみようぜ、という超自由なオープンマイク
二年半前に開催した"第一回"のことを覚えていてくれた子供たちもおり、うれしい再会に興奮
なんでもありなので、野球選手の物真似からはじまり、歌、アクション、漫才、なんだかわからないが舞台に立ってみるなど、それはそれは美しい表現の原石のキラキラ
しまいには告白タイムに突入(笑)しかも名乗りを上げたのは女の子二人!!
一人目のリナちゃんは意中の相手と見事カップル成立☆おめでと〜〜〜
ところが二人目のレナちゃんは告白をしたものの相手から「他に好きな人がいます」と返されて敢えなく玉砕。。司会者としてはどうやって励まそうかなと思案していたところ、レナちゃんは気丈にもこう言い放った
「もう一人います」
スゲエ!もう一人好きな奴がいる!?想定外の展開に唖然としていると、二人目の意中の相手も「ごめんなさい」・・・こりゃヤバい。二人連続でフラれるなんて、いくらなんでも女子のプライドがズタズタじゃないか。レナちゃんの顔を覗くと若干瞳に光るものが、"オッケー、レナちゃん、きみはイカしてるぜ!ここにいる野郎どもに見る目がないだけだよ、気にすんな"とフォローを入れようとしたら、
レナちゃん「(一人の男の子を指差して)じゃあ、あの人でいいです」
男の子「(二秒ほど考えて)じゃあ、オッケーです」
え〜〜〜〜〜!!!!!カップル成立???
ものすごく二人の"じゃあ"が気になったけど(笑)、ま、いっか
片思い中の皆さん、このレナちゃんを見習って、好きな人にはガンガンアタックしていきましょう!レナベイベ、勇気と適当さをありがとう!
そんなこんなで奇跡のように真実が渦巻く一人一人と作り合ったライヴは終演。兄ちゃんはまたみんながビックリする詩をつくって帰ってくるから元気でな♡
夜は、滋賀が誇る天才変態詩人・八男の「表現鍋@八男邸」へ
いろいろな世代の表現が浴びられて刺激になったし、途中からオイラの詩をみんなが読む"滝読"がはじまり新鮮でした。もちろん本家としては負けてられねえので、ガツンと強いのをポエッときましたぜ
年間を通じてさまざまな場で詩をやらせていただいておりますが、この日の滋賀の八男をはじめ、地方都市には独自に面白変異して世界を照らす表現者やコミニュニティが年々増えてきている気がします
これから先、こういった人や場が、ある個人と宇宙をどうやって結んでいくのか、とても興味があるし、生まれたときからずっと旅をつづけている感覚のある自分にとっても、たくさんのヒントをまたもらえた、そんな今回の関西ツアーでした
関わってくださったすべての皆様、本当にありがとうございました∞


滋賀のあと、母一人と猫二匹のいる三重の実家に帰省して家族団らん(でもTVの画面からは地上波初放送「アウトレイジビヨンド」が流れていた)を過ごした翌日、名古屋駅裏のオイラの大好きな憩いのカフェ「ロジウラのマタハリ」で新幹線の時間までお茶しようとおもい入ると、そこに偶然現れたのは歌人の野口あや子嬢!!!
イベント「乱杭歯」の相棒とのハプニング再会のおかげで、束の間のさぼりんぼモードから一気に、江戸に戻ってからのビジョンが花開いたのでありました

さあ、永遠より先のポエムに向かって、旅をつづけてまいりましょっ







旅の途中で
あなたと出会えること
心待ちにしております




詩のオープンマイク
「"tamatogi"スペシャル」


2014年11月11日(火)
開場/18:30 開演/19:30
(終演予定/22:00)


◇特別ゲスト
谷川俊太郎

◇ゲスト
ジュテーム北村
ジョニー大蔵大臣+セクシーパスタ林三(水中、それは苦しい)
ぬくみりゑ

◇MC
イシダユーリ
桑原滝弥


◎詩のオープンマイク参加者募集!
詩の朗読、及び、詩的パフォーマンスをされる方なら、誰でも参加可能。
制限時間一人(組)3分間。自作他作不問。
音源(CDソフト対応、USBは再生機器持参の事)使用可。
楽器(セッティングに長時間掛からないもの)使用可。
当日開場時18:30〜エントリー受付。
制限人数(組)30名様。エントリー希望者が制限人数(組)を超えた場合は、抽選となりますのでご了承ください。
※もちろん観覧のみのお客様も大歓迎です。


◇料金
予約/2000円 当日/2500円
(飲食代別途必要)
※ご予約のお客様が会場定員に達した場合は、当日券の発行は致しませんのでご了承ください。

◇会場/お問い合わせ
代官山「山羊に、聞く?」
http://yagiii.com/wp/
東京都渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山B1F
(代官山駅正面口。右斜め前に直進。右側2軒目のビル地下1階。徒歩一分)
TEL:03-6809-0584 (14:00〜23:00)
MAIL:info@yagiii.com


〜"tamatogi"スペシャルとは?〜
桑原滝弥とイシダユーリ、二人の詩人主催による詩のオープンマイク「tamatogi」。
この現在充電期間中の人気ポエトリーイベントが、谷川俊太郎をはじめ、豪華ゲストも登場するスペシャルヴァージョンで一夜限りの復活☆
この貴重な機会をぜひお見逃しなく!!!
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