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2014年09月07日14:47

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【エネシフみやぎの皆さん】

昨日は、
『エネシフみやぎ』というグループの総会&講演会に行ってきました!!

『エネシフみやぎ』というのは、

そう、僕みたいに、都市住まいで、
しいてやっていることといえば、省エネぐらい?な普通の人。

普通の人にもできるような、
自然エネルギーの普及とか、
地球に優しいライフスタイルを考える催しをやってるグループです。

再生可能エネルギー、
自然エネルギーで、こんなことがあるよ!!

みたいなトピックをを紹介し合ったり。

”環境に優しい手作り石鹸作りのワークショップ”
みたいな感じの、体験型の催しがあったり。

脱原発で自然エネルギー普及を先進しているドイツの、
民間団体の取り組みを映画にしたものを、上映会をしてみたり。

……そんなグループだという事前情報は得ていたんですけど、
本格的な集まりに参加したのは、今回が初めてでした。(^^)

感想としては、年齢層も幅広く、和気あいあいとした雰囲気でありました。

まず、総会。
これは、普通です。うん。
1年の活動報告……上記のような催しの報告や、
お金の収支決算。イベントなどでいくらの収入があり、いくらの支出があったか。
そして、今後の活動計画。

そうして総会の後、僕が聴きたかった講演が始まりました。

『脱原発・脱温暖化の最前線』と題しまして、

温暖化研究の第一人者で知られる、
東北大学 明日香 壽川教授のお話です。

衝撃でした。

ここでは、何から書けば良いんだろう……と悩むくらい、たくさんの科学的データと情報を頂きました。

日本では3.11があって、

僕の主観では、

・原発
・震災復興
・集団的自衛権

なんかが熱いトピックになっている一方で、
温暖化の問題は、ともすると、忘れてしまっていたような話でした。

でも、実は、他人事なんかじゃありません。
地球温暖化は確実に進んでいて、僕らの生活に確実に影響を及ぼしているのです。

講演の後の懇親会で、明日香先生から直接伺った話も合わせて書きます。

大雨、デング熱といった異常気象も、
やはり温暖化が影響しています。

東京では気温が2度ほど上がっていますが、
気温が上がると、空気中の水蒸気が増えます。

すると、大気が不安定になって、大雨などが起こりやすいそうです。

そして、

”大雨が降る”

ということは、


同時に、

”どこかで雨が降らなくなる”

ことを意味しています。

干ばつ、砂漠化が進むわけです。

日本でも、
コシヒカリのある品種が、2割くらいしか採れなかった
……みたいな地味な影響が出たりしてますが。

アフリカでは死活問題です。

死者が出て、難民が出ています。

ヨーロッパも、その難民を引き受けているので、
社会問題として関心が高いのです。

こんな地球温暖化ですが、主な原因はCo2です。

中国でさえも……という言い方は失礼ですが、
PM2.5対策で、Co2排出を減らすよう、規制を強化しています。

具体的には、石炭による発電を、なるべくやめること。

Co2排出量は、石炭が圧倒的に高いのです。
新型火力発電:LNGという方法と比較すると、3倍くらい排出します。
(石油は、その真ん中くらいの排出量です)

アメリカでも、シェールガス革命による後押しもあって、
オバマ政権では温暖化対策(石炭火力発電の規制)が進んでいますし、
再生可能エネルギー導入も拡大しています。

その一方、日本では、
石炭による火力発電をやめようという動きはありませんし、
むしろ新たに作る動きも、
海外に輸出する動きさえ、あります。

海外輸出なんて、アメリカもEUもやめています。日本だけです。

このような事実、僕はちっとも知りませんでした。

そしてここからが1番びっくりしたんですけど、

原発がなくても、

・電気代
・国内総生産(GDP)

には、大した影響がない、という試算があるのです。
民主党政権時のエネルギー環境会議(2012)のデータです。

化石燃料の輸入量が増えても。
つまり、貿易赤字が増えても、
GDPには影響がないというデータがあるのです。

その化石燃料の輸入にしても、

政府は、
「原発をやめたら、3.6兆円増える」
と言ってますが、

自然エネルギー財団、秋元先生、吉岡先生などの方々が2014年に試算した結果は、
1兆円〜1.6兆円。
ずいぶん、政府の試算は水増しされています。

そして、日本では、
2002年〜2008年にかけて、
14.8兆円増えているという事実があります。

……でも、大きな問題にはなりませんでしたね。

今、原発という巨大なリスクを手放して、
1.6兆円なり3兆円なり増えても、
私はそのほうが、結局は安く済むと思いますし、
お金の問題だけではなく、
原発に”絶対の安全”なんてない、と考えてますので、
やはり、やめるべきだと思います。

後は、電気代の問題でしょうか。

”化石燃料が高くなる”との予想から、
これからも、ある程度、電気代は高くなっていくと予想されています。

……が、原発をなくすことで、それが家計にどれほどの影響を与えるのか。

電気をよく使う家計……というシミュレーションで出た答えは、

月に500円ほどです。

それだけで。
500円だけで、
福島みたいな現在もこれからも続いていく惨事が防げるなら。

安いものだと思いませんか。

僕は、安いと思います。

電気をたくさん使う企業はどうなるんだ!!!?

という声もあると思います。

ドイツでは、電力をたくさん消費する産業では、
電気代を減免するという方法で対応しています。

その分、
電気をそこまで使っていない、普通の消費者や、中小企業が負担する形なので、
やはり文句も出ますが。
僕は、それもありだと思います。
原発やるよりマシです。
もっと良い方法を、誰かが考えてくれたらもっと良いですね(^^)

……と、温暖化の話と原発の話がごちゃごちゃしてきましたが。

日本では、原発が増えてきた時期は、Co2が減ってたのか、というと、
実は、増えてました。
原因は、やはり石炭です。

原発をやめれば、
新しい電源を確保するために、投資が必要です。
制度も、色々と考えなくてはなりません。

ですが、それは原発を普及してきた過去と、なんら変わりません。

今まで原子力にしてきたのと同じように、

効率の良くてCo2の少ない火力発電所:LNGに投資したり、
自然エネルギーに投資をすればよいのです。

日本は、自然エネルギーへの普及も、投資額も、まだまだ小さいです。
核とかほかの発電所と比べてもそうですし、
世界の他国と比較してもそうです。

投資をして新たなビジネスとして育てば、雇用も生まれます。
とても良いことです。

しかも、その投資コストは、
原発をやっても、やらなくても、
今後掛かってくる金額は大差ない!!!

というデータまで、出ています。

ここまで揃っていて、
政府が原発を推進する理由はなんなのでしょう。

今まで原発に頼って生きてきた、
しかもお金と権力のある人たちの根強い反発が、挙げられます。

地球温暖化の対策を理由に原発を推し進めるかたがたもいますが、
上記のように、原発をやめても、温暖化への影響というのは、あまりありません。

そうして調べていると、
2つの記事に出くわしました。

「小学生にも分かる原発再稼働問題」
http://www.huffingtonpost.jp/satoshi-nakajima/post_8113_b_5631927.html

「原発再稼働の本当の理由:政府自民党が原発廃止を決断できないのは、原発の核抑止力」
http://blogs.bizmakoto.jp/taka_taka_hello/entry/7530.html

どちらも、先に近況でシェアした記事なのですが、

1つ目の「小学生にも分かる原発再稼働問題」では、

現在は”資産”として登録されている、原子力発電所と核燃料(使用済み含む)が、
そのまま”不良債権”になってしまうために、
電力会社が破産の危機にさらされてしまう、という記事でした。

でも、こういうことは……JALでもそうだったように、
政府がきっちりと支援して、乗り切れる問題ではないでしょうか。
とも思います。
もちろん、すごーーーく大変なんでしょうけれども。
電力の株主さんには……日本の銀行や保険会社がそうですし、融資もして来たようですが、
凄く嫌なことだと思いますけれども。

少なくとも、そのために原発を動かして、
処理の仕方も分からない負の遺産を作り続ける理由にはならないと、私は考えます。

それから、日本が「世界一安全な原発」を謳ってますが。
あれも、嘘です。

例えば、ヨーロッパの規制基準は日本よりもずっと厳しいです。
万が一の事故の際、溶けた核燃料を受け止めて封じ込めるためのコアキャッチャーという仕組みが必用ですし、
飛行機テロの防止のために、コンクリートも二重になっています。

そうした基準を日本が適用しないのは、

”金が掛かるから。”

”古い原発に、今からそんな手を加えるのは無理っぽいから”

……悲しいかな、これが日本の原発政策です。
テロでも起きたら、どうするんでしょう。

3.11で、我々は十分に学んだと思います。
これ以上ないくらいに。

さて、

2つ目の「原発再稼働の本当の理由:政府自民党が原発廃止を決断できないのは、原発の核抑止力」

日本は、核燃料を扱う技術を持っています。

そして、衛星を打ち上げる技術も持っています。

実はこの2つを組み合わせると、
核ミサイルを打ち上げる技術になるんです。

日本は非核3原則とか言ってますけど、

もし、政府が方針転換してしまえば、

核兵器保有国になるのは難しくないのです。

日本は、核兵器保有国の予備軍なのです。

そのことは、当然、世界も知っています。
だから、警戒している国もいます。

そして、
「その気になれば、核兵器を使える状態」
を維持したい、というのが、
政府が原発を推し進める要因だと分析する先生がいらっしゃるのです。

目的は、言わずもがな、抑止力です。

……その是非はともかく、

だからと言って、それを隠れ蓑にしながら、

原発を稼動させて使用済み核燃料を増やし続け、

福島のような惨事を引き起こす要因を残し続けるのは、納得いきません。
断固、反対です。

、、、

まとめとして、

3.11で、日本が再生エネルギーの導入に力を入れているのは確かです。

しかしながら、
原発推進派などの戦う相手は、
金も権力もあったりで、強く大きいです。
(政府であったり、銀行や保険会社、経団連など)

でも、自民党の中にも、経産省の中にだって、
新しいエネルギー時代に向けて、必死に頑張っている方々はいらっしゃるそうです。
明日香教授がおっしゃってました。

僕ら、日本という民主主義国家の1人の国民にできることは、

それらの動きを注意深く見守り、
必要ならば声をあげること。
関係者を支援し、実践すること。

選挙も非常に重要ですし、

省エネもバカになりません。原発の不足分の、4割を補っています。

これからは電力の自由化が進みますが、

「原発を使わない企業から選んで電力を買う」

といった、賢い消費者になることでも、
メッセージは出していけると思います。

そのほか、原発を廃止する方向で努力し、再生エネルギー先進国であるドイツなどにも、
学ぶべきところはたくさんあります。

良いところは、どんどん取り入れて、
より良い社会を目指しましょう!!


……と、そのような内容が、明日香教授の講義でした。
そのような内容の本も、今後、執筆なさる予定なようですので、
気になる方は、ぜひ注目していて下さい。

僕も、このようなことを沢山の方に知ってもらいたいです。

、、、

と、すっかり講座の話でいっぱいになりましたが、

エネシフ総会は、その後、懇親会がありました。
1人、一品を持ち寄って、
みんなで呑んだり食べたり。
(僕はいつもながら、薬を飲んでるのでノンアルコール)

明日香教授より、直接、温暖化と異常気象の話を聞かせていただいたり、

「うつ病になって、今はリハビリ中なんです」
という話をしていたら、

人生の先輩から、

「毎日、鏡を見なさい。意外と、男は鏡を見ていない。
 自分を客観的に見つめていると、
 ”疲れてないかな?”
 ”今日は風呂に入って、早く寝ようかな?”
 ……と、ちょっとした気付きや、自分を大事に考える時間ができる。
 自分を大事にしなさい。そして、自分を認めてやりなさい。」

という、ありがたいお話を頂いたり、
楽しく、とても有意義な時間でした。

夜9時頃に解散になって、
明日香先生から、「ちょっと一杯やっていかないか?」
とありがたいお誘いを受けたのですが、

私は9〜10時に寝る生活をしていて、
お医者さんからも、
「これからは少しづつ色々な活動をするだろうけど、
 土日もリズムを崩さないようにね。遅くまで起きてると、
 普通の人でも朝起きるのが辛くなるんだから」
と言われていたので、

「すみません。そろそろ寝る時間なので。。。(^^;」

とお断りしてきました。
実は次の月・火に、就労移行支援の体験入所も控えてたりして。
うん、しゃあない。自分はリハビリ中の身だ、ということは忘れずにいないと。
家族にも、心配かけておりますし。

そんなこんなで。
写真は、懇親会のものです。(^^)

あの後、先生はどんなお話をしたんだろう。
ずんだま氏こと、東梅ちゃんは一緒に行ったみたいなので、
後で聞いてみようかな。。。

とにもかくにも、
ゲストの明日香先生を始め、
エネシフはあったかい方ばかりでした。

皆さんのおかげで、今日も僕は幸せです!!
ありがとうございます!!
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