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2014年05月16日14:19

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イスラエル旅行記4

ガリラヤ・ナザレ

日数的な制約もあったが、一日はエルサレムを離れて遠方の観光をしたいと考えていた。
そこで選択肢としては、いろいろある。泊めてくれた友人は死海でぷかぷかを薦めたが、見るのはともかく、そういうコトで時間を潰すのは惜しいと思い…
それ以外にもシナイ山を見ると言うのもある。モーセの十戒。魅力的ではあるがあそこはエジプトだ。
イスラエルの南の端に紅海につながるアカバ海への港町エイラットがあり、エルサレムからは5時間ほどかかる。シナイ山へはそこから6時間だ。ちょっと遠いかな〜

それで選んだのがガリラヤ湖とナザレ近辺のバスツアーだ。
我々はエルサレム市内のホテルでドライバーに早朝ピックアップされ、各ホテルを廻って客を集めてからテルアビブへ向かう。テルアビブでは市内を巡って客を集めた数台の乗り合いタクシーから客が乗り込み、ガイドを乗せて出発する。

ガイドはメインの英語ガイドとロシア語通訳。
ロシアグループは後ろの方へ集まる。
前回に言ったように、この日は土曜日でシャバドの最中である。
従ってドライバーはアラブ人で、ガイドは…ガイドはメシアニックジューであると言う。
安息日に働く自分はユダヤ教的には地獄行き。b と言っていた。w

メシアニックジュー、つまりキリストを信じるユダヤ人だが、こういう人々の存在は、マイミクに居る超国籍原人さん、つまりアドン・オラム氏から聞いてはじめて知った。
ユダヤ人の定義はユダヤ人の母から生まれたユダヤ教を信じる者なので、メシアニックになった時点でユダヤ人の資格を失うような気がしてしまっていたが、そういう人々は厳然としてっつうか、割とこちらでは普通に居るらしい。
ガイドは客の国籍と名前を紙に書かせ…そのリストを見ると我々より前の20人くらいはアメリカ人で、真ん中辺はいろいろで、後ろはロシア人と判った。
東洋人は他にはおらず…なんかちょっとソレっぽい人も南米系かな…と思われたし。
バスはまっすぐナザレに向かう。

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これは、安っぽいビルが建ってるけど、ハー・メギド。ハーは山である。聖書にはメギドの丘となってるか。
これが訛って、ハルマゲドンとなる。
ガイドの説明によると、これらの建物は大抵は未完成なのだが、それは建物が完成するまでは税金を払わなくていいと言うルールのためだそうだ。
従って大半の建物は仕上げをしないどころか一部を除けば窓もはまってなかったりする。

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ナザレの受胎告知教会。
世界中から絵画を贈られて礼拝堂にかけられている。
日本からのもあるけど不評のようだ。ワシもそう思う。w

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聖ヨセフ教会、ヨセフの仕事場だったか、まあ当時の生活痕というところだろう。

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これ何だっけかなぁ。ともあれココで超常現象が。
ワシが突然くしゃみが止まらなくなり、鼻水が…
上から水が流れていたので、おそらくレジオネラ菌あたりが繁殖してるのではないかと…w

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メンザクリスティかな。この岩の上でイエスや弟子達が食事をしたと言う。

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教会堂にあるモザイク。

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これ日本の鯉だと思うが…

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ここらへんはペテロなどの漁師が住んでたらしい遺跡だ。
ペテロ以外はどれがどれやら判らない状況だが、ペテロに関してはビザンチン時代に教会が建てられてて囲みが作られている。

いずれにせよ、遺跡は層をなしておりいろいろな時代のものが混在している。

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コレは、バナナ畑。キブツの運営による。
イスラエルは建国当時、ソビエトの支援を受けたと言うこともあって、その思想をひきつぐ集団農場を持っていた。現在も集団生活をする人々によって運営されている。それをキブツという。

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キブツ運営のレストランにて、キリスト教巡礼者の定番のランチ。ガリラヤ湖の魚のフライ。
1人一匹で、これにバイキング形式の野菜やパンなどをとってきて食べるカタチになってる。
魚が苦手な人はチキンとかもある。
ワシはイスラエルの食事は割と性に合うらしく、おいしく食べられた。
ピクルスがちょっと酸っぱすぎたけど。

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ガリラヤ湖。その向こうの丘はゴラン高原、紛争地域であり立ち入りは厳しく制限されている。
現在、イスラエルが占領しているが、それ以前はここら辺までロケット弾が撃ち込まれて迷惑なので制圧したと言う。
釣りをする者もあり、のどかな湖だ。周囲に建物はあまりない。

ここらで少し観光した後、ヨルダン川に向かう。
ヨルダン川は、その西岸地域をイスラエルが占領しちゃったコトにより全体が紛争地域であり近づけないが、ガリラヤ湖からヨルダン川に注ぐ最初の部分だけは安全に行く事ができる。
そしてココが洗礼者ヨハネによるイエスの洗礼の現場でもある。

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ここは、誰でも申し込めば洗礼セットを買ってヨルダン川での洗礼を受けることができる。
とは言え、聖職者が居て洗礼を授けてくれるワケでは無い。
もし、それが望みなら自分で聖職者を連れてこないと。
洗礼(というか沐浴、ディッピングと言ってた)の様子はビデオに撮影され、DVDを焼いて写真などの記念品と共に貰える。
ちなみにシャワーは2ドル、証明書も2ドル、タオルを使い、ローブをレンタルする場合は、セットで15ドル、ローブを持って帰る場合はセットで25ドル。(USドル)リーズナブルである。

エバンジェリストと思われるアメリカ人の兄ちゃんは、とてもハイテンションで水に入っていた。
ワシは見ただけで入らなかったが。

ちなみにガリラヤ湖の標高を測ってみたらマイナス220メートル位でした。
ヨルダン川はガリラヤ湖を発し、死海に注ぎます。
死海はマイナス450メートルくらいなので、ヨルダン川は全域海面より下を流れて居るワケですね〜
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