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2014年05月14日14:43

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イスラエル旅行記2

イスラエルへはターキッシュエアラインで…つまりイスタンブールでトランジットして行きました。
日本からは残念ながら直行便はありません。需要が無いんでしょうね…
韓国にはありますので、インチョン空港経由で行くのが最もストレスが少なく、かつ安い便もあるようです。我々は羽田から関空へ国内線を使いましたから、そういう意味でも直接インチョンに行けるので楽なコースになります。
もっともイスタンブールはテルアビブまで2時間なので、ここは近いです。
時間があればイスタンブール観光を組み合わせたいトコロでしたが。
関空からイスタンブールまでは、13時間半。ニューヨークとかと大差ないかな〜。
我々は深夜に関空を発ち、朝から観光すると言うハードなスケジュールを選びました。w

イスラエル航空というのもあるのですが、利用したヒトの話によるとやたらにチェックが厳しくてお勧めできないそうです。
ただし、イスラエル航空の機体には対空ミサイル防御システムが搭載されているとか。レーザーで誘導をキャンセルさせるような。スティンガー用ですね。

テルアビブからエルサレムはバスで1時間半程度です。今回はテルアビブの観光はできませんでしたが、砂漠に一から作った新しい都市は実質的な…経済における首都機能を持っていて、ある意味純粋なイスラエルを見ることができるそうです。地中海のながめも美しいし。

さて、今回は旧市街ですが、先日の日記に入れ忘れた写真が一枚。

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ヒエロスムスさんです。連れ合いは翻訳を生業としているので感動してました。
聖書を原語(古代ヘブライ語)から当時一般的だったラテン語に翻訳してくれた人です。
生誕教会の地下にありました。

エルサレム。地元の人は観光客と見ると、ジェルサレムと英語読みしてくれますが、こちらがイェルサレムと言うと何だか嬉しそうにしてくれます。
まずは嘆きの壁。
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最初のが女性用で、次のが男性用。男性用は左側で女性用の倍の広さがありますが、女性用の方が混んでるような…
そばまで行くと、声を上げて泣いているのが判ります。
本当に涙を流し、苦悶の声を絞り出しています。若い人も高齢の人も居ます。
オーソドックスの人も居ます。
ユダヤ教のオーソドックス(或いはウルトラオーソドックス)については知らない方はwikiでも読んでいだだければ良いと思いますが、ユダヤ教に厳格な生活をしていて兵役免除などの優遇もある人々です。最近は、一般社会の風当たりも強くなっているようですが。
黒い丈の長い服につばの広い帽子、長いもみあげなど特徴的な服装をしています。

この嘆きの壁は塀では無く、この向こう側はほぼ壁の高さ分高くなって居て、神殿の丘と呼ばれています。そこには岩のドームなどが建ってます。旧市街は全体が城塞都市で壁に囲まれていますが、ここはその南東部部分の更に一段高くなっている部分です。
当然、この嘆きの壁と言われている部分だけでなく壁はずっと一周、丘を取り囲んでいるのですが、他の部分には一般人は入れないようです。

コレが岩のドーム。前を歩いてるのが私です。w

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イスラム教の聖地ですが、そのいわれはムハンマドが重要な体験をしたと言うのと、ユダヤ教的にはイサクの燔祭の場所とも信じられているようです。
キリスト教徒と言うか、イスラム教徒以外は中に入れません。
そもそも、この岩のドームのある場所へ異教徒が入るには特定のゲートに並ばなければならない上、人数制限もあります。ここは重要なので頑張って並びましたが雨も降ってたし寒くて大変でした。
中にはその特別な岩と、それを取り囲む廊下があるだけです。

岩のドームの近くにあるドームの天井部分。

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これはモザイクです。非常に精緻な細工で気の遠くなるようなプロセスで作られています。
信仰の力の大きさを思い知らされます。
神殿の丘はかつてヘロデ王の城があった時もあったとか。
どこもかしこも遺跡の上に遺跡が重なっている状態で、どこまで掘り起こすべきなのか何を復元すべきなのか難しいらしいです。

この丘から東の方を見るとオリーブ山が見えます。

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上の方には昇天教会とかあります。
中腹の金色のはマグダラのマリア教会。ロシア正教。
下の方はゲッセマネの園などここら辺は後日行くことに。

神殿の丘から北へ降りるとムスリム地区に出ます。

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屋根はあるけど穴があるので雨は多少入ります。w
こういう感じの商店がずっと並んでいます。商品は変わってももう何千年も同じような商売をしてきたんでしょうね。

ダビデの塔
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つまらなそうだったので入りませんでした。w
歴史博物館的なものらしいです。

聖墳墓教会の入り口
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聖墳墓教会とはイエスの処刑されたゴルゴダの丘に建つ教会。

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中は広いです。いろんなモノがあるのですが、いろんな時代のモノがごっちゃになってる感じで、とても長い間信仰の場として機能してきたコトを伺わせます。

そして、ココがイエスの墓。
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と言うか、これ自体小さな教会堂で聖墳墓教会はそれを内包するように建てられている感じです。
ここにも大変な行列が。並んでいると少人数づつ中に入れてくれます。中にはイエスの墓とされる石棺がありました。

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これは、イエスが亡くなった後で香油を塗られたところです。

これはコプト教会。割と聖墳墓教会から近かったような気も。
エジプト系の正教会。

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なにしろ旧市街はとても道が入り組んでいて、教会の中を抜けて移動するようなコトもざらで自分がどこにいるか判りにくい状況になります。w
ただ現地の人は皆親切で、親切に教えてくれます。
英語はもちろん、簡単な日本語を話す人もいて流石観光地と言う感じです。

後の方の写真はそのコプト教会から地下へ延びる階段。ここには大きな古代の貯水槽がありました。しかし、高さ的にはそう深いところでは無いような気が…

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そのコプト教会の前にあった、イエスが最初につまずいた場所。@悲しみの道
ここらへんについては後日もう一度回ることに。

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