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2014年04月14日23:53

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“アンブッシュ!” 『#1 血のサン・ミック』プレイ

 分隊ができあがったので、いよいよ最初の任務、『血のサン・ミック』にとりかかります。
 1944年6月の終わり、ノルマンディーに上陸した英米軍はゆるやかながら着実に前進を続けていました。早朝、東部の英軍先鋒部隊と西部の米軍を結ぶサン・ミック街道を確保するために送られた別の分隊が、そこを守る独兵の狙撃によって撤退を余儀なくされたため、プレイヤーの率いる分隊にお鉢がまわってくるという状況で任務が始まります。

 このゲーム、マップは2つ入っていまして、8つの任務でそれぞれ使いまわします。この任務で用いるマップAはルールブックによると「生け垣と野原に囲まれた土手道の農場を表している」そうです。
 全体として右下から左上にかけてゆるやかな傾斜をなしており、左右には道路が走り、上下には川が流れており、両者が交差するマップ中央には橋がかかっています。
 このマップにおいて最も注目すべきことは、森や土手道によって互いに見通しのきかない7つのエリアに分割できることです。これら各エリアをいかに攻略していくかが、任務の成否を決めることになるでしょう。なお、各エリアを区別するため、私がマップの画像に赤字のアルファベットを描き加えました。
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 任務ではマップの上方が北ということになっており、分隊はこの北から進入します。北のどこから進入するかを決めるに際して考慮すべきは、どこにホームベースを設定するかということです。ホームベースとは分隊の安全を保証できる一定の領域のことで、例えば他の地点で大きな損害を被っても、そこまで退却すれば態勢を立て直せるところです。これがないとマップ外まで撤退せざるをえず、そのまま任務が終了してしまいます。
 地図を見たところ、上からならエリアAがホームベースに適していると思われるので、そちらへ進入します。ちなみに左からでもエリアA、右と下からならエリアEの丘の頂上にある森でしょうか。

 実際に入ってみると、エリアAには特になにもなく、ホームベースの確保はあっさり完了です。さて、次にどうするか。
 任務としては2つある建物と道路を見渡せる高地へクスにアメリカ兵を配置してドイツ兵がいなくなるか、またはアメリカ兵全員が上端からマップ外へ出れば終了ということになっています。
 後者は撤退ですから、得点も獲得できる前者を目指しますが、この2つの建物と高地にドイツ兵が隠れているんだろうなと、だいたい見当がつきます。となると、これらの場所へいかにアプローチしていくか。

 待ち伏せのセオリーは、敵を発見してもすぐに攻撃せず、自陣の奥深くに誘いこんでから、退路を絶って包囲殲滅することです。逆の立場からすると、目的の場所へまっすぐ進むのではなく、周囲の敵の隠れていそうなところをシラミつぶしにしつつ、ゴールを目指せということになります。急がばまわれです。

 なので、エリアをアルファベット順にぐるりとまわって、マップをくまなく探索し、その過程で建物と高地を確保することにしました。そのための隊形も考案しまして、指揮官は隣同士、そのまわりエスコートするように他の兵士が囲み、さらにその先で先導役の兵士が露払いをつとめます。すべての兵士は両方の指揮官の2へクス以内に割り当てられ、敵と出会い頭に指揮官のどちらかが撃たれて負傷しても、もう一方の指揮のもと、すぐさま反撃可能になっているのでした。これぞまさに孫子がいうところの常山の蛇!
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 ところが、エリアBを歩いているとどこからともなく撃たれるんですな。前にゲームをやったときもこんなんだっけ、とりあえず見えている敵しか撃ってこなかったようなと思っていたら、先導役が軽傷を負わされてしまいまして、ほうほうのていで森に逃げこみました。どうやら開けたところを迂闊に歩いていると一方的に撃たれるらしいので、森を伝っていくことにしましたが、森は細長く続いているので、せっかく考案した隊形を使うこともなく、芸のない一列縦隊で進むことになったのでした。しかも、撃たれるのでエリアBには進めません。当初の計画はあっさり覆され、とりあえず森を伝ってエリアGを目指すことにします。

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 エリアGへと渡る途中にある道路は、みなでかたまって一気に駆け抜けたのですが、ここでも一人が撃たれて負傷します。ちなみにこの画像のEVENTマーカーの置き方は間違ってます。

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 ところが、敵はエリアGも監視下においており、森から一歩足を踏み出した先導役の Douglas は戦死してしまいました。PC(知覚力)5の兵士は他にもいますが、どちらも指揮官なので先頭を歩かせるわけにはいきません。後任の先導役にはPC4の Eric があたることになり、ただでさえ低い分隊のPCはさらに下がったのでした。

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 とはいえ、悪いことばかりではありません。道路を渡って木立沿いに歩いていくと先遣された分隊の生き残りが倒れているのを発見しました。彼を救助すると3VP獲得です。さらに遺棄されたサブマシンガンが、ここから南東に2へクスがあることも聞き出し、これを回収することができました。

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 さらに進むと石造りの建物です。予想通り、ここにドイツ兵が籠っていました。二人もいたのにはちょっと焦りましたけど、運良く彼らのライフルはすぐに故障してしまったので、取り囲んで手榴弾を投げこみ、射撃でとどめを刺しました。なんか文章にするとえらい残酷で陰惨ですねえ。まあ、戦争ですからね。
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 そして、次は南東の丘へと進みます。予想ではここにも敵がいるはずでしたが、そうでなくて、友軍のイギリス軍機が対空砲火を受けてすぐ近くに墜落してきます。そんなこともあるんだと驚きながら見に行ってみると、パイロットが負傷しながらも生存していたので救助します。彼が任務終了まで無事なら追加で2VP。

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 丘には結局、敵はいませんでした。なんだか拍子抜けでしたが、残るはマップ中央東よりの木造建築物だけです。で、ここにどんどん近づいていったわけですけど、どうも敵の姿が見えません。今のところ、敵らしい敵は最初の石造りの建物にいた二人ぐらいです。いきなり敵の影も見ないうちから先導役が射殺された時にはどうなるかと思いましたが、その後、軽傷を負わされた兵士はいながらも、動けなくなるほどの怪我をさせられることもなく、まずまず順調に任務をこなすことができています。
 最初の任務だからこんなもんかなと思いつつ、しかし、最初のプレイでルールブックを読み直したり、いろいろ時間はかかっているので、そろそろ終わらせないとと木造建築物に足を踏み入れたところ、遠くの森からドイツ軍の士官が姿を現してマシンピストルを撃ってきました。

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 このドイツ軍士官がえらく優秀で、どこぞの運転しか能がない分隊長とは大違い。瞬く間に指揮能力のある二人に重傷にしてしまいます。それでも、Floyd が反撃のために死角を通って接近していたのですが、ランダムイベント発生。すぐ近くに敵兵二人登場。至近距離でさんざんドンパチしていたのに、お前らいったい今までなにやってたんだよってな感じですが、Floyd はこいつらに重傷を負わされてしまい、動けなくなります。

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 この後、敵の士官はマシンピストルが弾薬切れを起こしてピストルに持ちかえ、軽傷も負ったので、そこまで猛威は振るわなくなりました。相変わらずこちらの方が頭数ではかろうじて優勢を保ちつつも、怪我人が多いせいで決め手に欠け、なにより指揮能力のある人間がいなくなったのでパニックを起こして行動不能になることが多く、なんだかしまりのない射撃戦が続いてしまい、遅くなって明日に差し支えそうになってきたのでプレイをやめて箱にしまってしまいました。

 なんだよ、これ。くそゲーじゃねえか!

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