3月末から4月の頭にかけて、本当にいろんなことが「どわーっ!」と集中して起こって、本当にパニックパニックぅな状態でした。
うちと同じ年齢のワンコが近所にいる。
そのコは女の子なんだけど、気が強くて、子犬の時にクーと遊んでいるときに一度だけクーのことを噛んだことがある。
それ以来、クーはそのコが大嫌いで、どれだけ遠くにそのコがいても、絶対に目をあわせない(笑)。
オーナーのオバサンのことは大好きで、オバサンが単独であるいていたら、ウレションするくらい喜ぶのに。
そのコがいたら、頑なに顔をそむけるんです。(笑)
* * * * *
そこは昔ながらの床屋さんで、オジサンとオバサンが二人で回してらした。
でも、オジサンに脳梗塞があって、見つかったときには脳梗塞はもう完了していたんだけど、手先に痺れが残ってしまった。
昔ながらの床屋さんというからには、アレである。
あのデッカイ剃刀である。
オジサンは仕事を辞めた。
今は設備の整った自宅の1階にあるお店を貸して、生活しておられる。
ワタシはオジサンはエライと思う。
何十年も自分の腕と剃刀で、ずっと食ってきたのだ。
それがある日突然「辞めなければいけなくなった」。
どれほど、つらくて、自分を責めたことだろう。
周囲は「たいしたことじゃなくてよかったじゃないか」と
「もっと元気をだしてがんばれよ」といってくれるらしいんだけど、
そういわれると怒るんだって。
それも、分かる。
「うつ」病みたいなもんだから、「がんばれ」禁句である。
不幸なことにオジサンには他に後遺症がなかった。
ご本人にとっては、これ以上はない後遺症なんだけど。
そして、オバサンはワタシに向かって滝のようにしゃべり始めた。
オバサンも突然『介護生活』が始まって、戸惑っているのだと思った。
自分が脳梗塞になったからといって、なんでもかんでもワタシにやらせようとする。
本当は自分で出来るのに。
ただでさえ、自分の仕事量が増えてるのに、これ以上仕事を増やさないで欲しい。
でかい図体して甘えてこないで欲しい。
そして
自分のしたいことは、自分で勝手にできるんやから、ワタシは知らん。
でけへんことは手伝うけど、基本的にはワタシは知らん。
なんで、ワタシがあのひとのためにしんどくなったり、暗くなったりせんといかんの
・・・・ステキである。
それで全然構わないと思う。
この心境にあの短期間で至ったということが、すごい。
抱きしめてチューしたいくらいである(笑)。
だから、大阪のオバチャンて、好き。
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