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2014年03月25日21:56

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<ベビーシッター事件> 何が一番問題なのか〜優先順位のつけ方 

このヤリトリに関しては、乙武に一票かなぁ。

鈴木宗男の言ってることも、確かに最初の方は正しいし、大切なことだと思う。
乙武の反論をうけてからの逆上ぶりは、論外だけど。

でも・・・よく言うでしょう?
「愛だけでは食っていけない」のも、これまた現実なのである。

この母親は若く「自分ひとりの稼ぎで二人の子供と自分が食べていかなくてはならなかった」のである。

そして、現実的な話として、若くして二人の子供を持っているということは、学歴は高くなく(仕事をする上ではそれは必ずしも必要なものではないのだが)、高給を取れる仕事はそう多くはないだろうし、身近に子供を預かってくれる人がいない以上「ベビーシッターに頼む」という選択肢しかなかった。

ここまでは、多分二人の認識は同じなのだと思う。
問題はこれ以降である。

鈴木は「母親としての愛情がちゃんとあるならば、預ける相手を選ぶはずだ。多少値段が高くても、安心を選ぶはずだ。」と言っているのである。

正しいのである。
これはこれで「正しい」のである。

でも、この親子は「少しでも支出は抑えなくてはいけない生活であった」のだ。
だから「少しでも安いベビーシッターを探さなくてはいけなかった」のだ。
母子三人が『生きていく』ためには『安心』を我慢しなくてはいけなかったのだ。

なんで?
生きていけなかったら、『安心』も『安全』もカンケーナイ、でしょう?
『生きていくこと』が何よりも最優先事項なの。
母親は(多分)自分だけのことならともかく、『子供が生きていくこと』の優先順位を下げることは出来なかった、ということだ。
それが「愛情が足りない」ということになんでなるのか?

鈴木と乙武では『優先順位のつけ方』が、ここで分かれているのだ。

乙武は自身が子育て中だから、この母親の『優先順位のつけ方』が理解できるのだ。


「年代の違い」や「子育てをしているときの条件の違い」もあるだろう。
鈴木には「今現在の日本の若い世代の現実」が想像できてないのだ。

鈴木宗男・・・いいところまで行ってるのに、実に惜しい。

 * * * * *

ところで、最近、ワタシの日記は、文末が「〜のだ」で終わることが多い。
『バカボンのパパ』みたいでなんかヤダ・・・なのだ。

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◆鈴木宗男「乙武さんの人間性を疑います」 ベビーシッター事件めぐりブログで激突
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140325-00000004-jct-soci&p=1
 J-CASTニュース 3月25日(火)18時11分配信

★鈴木宗男氏の公式ブログ
埼玉県富士見市のマンション一室で男児の遺体が発見され、ベビーシッターの男が逮捕された問題をめぐり、元衆議院議員で新党大地代表の鈴木宗男氏と作家の乙武洋匡氏が、ブログで激突している。

お互いベビーシッター制度は現代に必要不可欠であり、環境整備が必要ということで意見はあまり対立していないはずだが、「政治家による母親叩き」「無責任な評論家」などと罵り合い、議論がかみ合っていない。

・宗男氏「親として無責任な面があったのでは」
議論の発端は、宗男氏が2014年3月18日に公式ブログに掲載した文章だ。母親がネットで知り合った面識のない相手に子供を預けたことについて、「安全性とか誘拐とか頭になかったのだろうか。親として無責任な面があったのではと思うのは私だけだろうか」「自分の子供を簡単に知らない人に預ける、あまりにも安易なやり方に何とも無神経と言わざるを得ない」と疑問を投げかけた。また、子供を預けて働く人が多くいるためベビーシッターは現実として必要であるとして、「今回の事件を機に何よりも安全・安心について法整備等していかなくてはならない」とも書いていた。

宗男氏のブログを読んだ乙武氏は同日にツイッターで「政治家がすべきは母親叩きではなく、母親がそうせざるを得ない社会状況を改善することでは」と反応した。ベビーシッター制度や今後の法整備の必要性について宗男氏はブログで触れており、この点について乙武氏と立場はそう違わないように読めるが、母親の責任を問う記述が文章の半分以上を占めるので乙武氏が噛みついたようだ。

これに対して宗男氏は20日のブログで乙武氏のツイッターを引用して「『政治家による母親叩き』と短絡的な表現で私の認識・受け止めを批判するのは迷惑千万」「無責任な評論家的な話は懲り懲り」と猛反論を始めた。

事件の母親の子供に対する「愛情」「心構え」や、「親としての責任」「人の道」が問題だとして、

「(小さな子供を)3日間も預けるなら身元やベビーシッターとしての信用等、念には念を入れて預けるのが普通で、どの親でも考えるのが当たり前でないか」と訴え、「見ず知らずの人に自分の子供をなんの懸念も心配もせずに預けますか」と乙武氏に問いかけた。


★乙武氏「断罪することが仕事でしょうか」と反論

乙武氏は3月21日、公式ブログに宗男氏への回答を掲載した。「近所に頼める間柄の友人がいる」など諸所の条件を幸運にもクリアしているため、「見ず知らずの方に自分の子供は預けません」と答えた。だが、もし近所に知人がおらず経済的に困窮している状況に置かれたら、「子どもを見ず知らずの方に預けることなく、日々を生き抜いていくことができるのか、正直、自信がありません」と言い、

「『当たり前』をすべての国民に押しつけ、それができなかった者を断罪することが仕事でしょうか。むしろ、『当たり前』に生きることのできない人々の事情に思いを寄せ、彼らの苦しみに耳を傾け、そこに救いの手を差し伸べることが責務なのではないでしょうか」と、母親の責任に焦点を当てた発言を批判した。

そのうえで、「今回の事件を『無責任な母親の愚行』で片づけてほしくなかったのです。『今回の事件は、あくまで氷山の一角であり』『同様の困難を抱えるひとり親は数多くいる』という認識に基づき、ぜひ政策面でのバックアップをお願いできれば、これほど心強いことはありません」と政治家としての活動による問題解決を求めた。

しかし、宗男氏の怒りは収まらず23日のブログで再反論した。「このお母さんは以前預けた時、『あざ』が出来ていましたと言っています。そのような出来事があったのなら、なぜもっと慎重にしっかり調べてわが子を預けないのでしょうか」と、個別具体的な問題にこだわり、「政治家だからこそ、弱者への心配りを」と意見した乙武さんに対して、「上から目線で一方的な物言い、乙武さんの人間性を疑います。あなたご自身もレストランで嫌な思いをしたのではないですか」と「車いす入店拒否」騒動を蒸し返した。

噛み合わない議論が続き、乙武氏はツイッターで、「べつに鈴木宗男さんとケンカしたいわけじゃないんだよなあ…。論点がすれ違ってしまっていて、私は母親に過失があるか否かの話をしているのではなく、政治家とはどういう姿であるべきかについて論じているのです。宗男氏のおっしゃる通り、どこかで対談できたらいいですね」とつぶやいている。

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■シッター業者に注意喚起要請 死亡事件受け、厚労省
 (朝日新聞デジタル - 03月25日 11:43)
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2815751
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