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2013年12月30日10:38

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「うつ」って実際どうなのよ?

もしあなたの親しい人に、

「わたし、うつ病なんだ」

と告白されたらどうでしょうか。

びっくりするかもしれません。

どう接したらいいか戸惑ってしまうかもしれません。

良かれと思ってやったことが、うまくいかないかもしれません。

先日、うつ病であることを周囲に言ったばかりの私も、

皆様にそんな思いをさせているかもしれません。


そこで本日は、


「うつ病」とはどんな感じなのか、私なりに書いていきたいと思います。


もしご興味があれば、お付き合い下さいませ。



●「うつ」の症状

「うつ」って聞くと、皆様はどんなことを思い浮かべますか?

このストレス社会ですから、

「さいきん、うつっぽい」

とか、

「病(や)んでるわ〜」

とか、

言ったり聞いたことはあると思います(^^)

イメージするのは、

・夜、眠れない
・元気が出ない、疲れている(心と身体……もしくは両方)
・やる気が出ない、気力が湧かない
・マイナス思考になりがち

……といった感じでしょうか。


このイメージ、実は大体合ってます。正解なんです。


こういうのを、「うつ状態」と言って、

「うつ病」とまではいかなくても、誰にでも起こる不調として考えられているのです。

他に、

・眠い(日中は眠くて、夜に覚醒する)
・イライラする、怒りっぽい
・忘れっぽい
・アタマが回らない(勉強や仕事がアタマに入ってこない)
・好きだったことも、あんまり楽しくない
・人と目を見て話ができない
・風呂に入るのが面倒くさい

……といったことも、みられます。

「イライラする」「忘れっぽい」なんかは、

(お年を召されてから「うつ」を発症されると、)
痴呆ですとか、アルツハイマー病と間違われるケースもあります。

「人と目を見て話ができない」なんて性格や習慣だろ!?

……と思うかもしれませんが、「うつ」でそうなる傾向は多いです。

私も調子が悪い時は、家族や医師の先生と話す時でも目が合わせられません。
(無理すればできるけど、無理は禁物なのでしません)

そんな時は、「あぁ、今日は調子悪いんだな」と自覚するわけです。

自分に自信が持てない……とかもあるだろうけれど、

人と目を合わせて話すのって意外に「エネルギーが要る」からだ、と私は感じています。

なんというか、人と対峙するのって、相手のオーラが強いほど、自分も活を入れないと……みたいな。

うつに限らず、弱っている人と健康な人の関係全般にも言えるのではないでしょうか。

「眠い」「アタマが回らない」なんかは、寝不足のせいというケースもありますが、立派なうつの症状です。

うつとは、

「脳が疲れて覚醒しなくなる」

という病気なので、

「読書してもアタマに入らない」

「仕事の能率が落ちた」「授業が分からなくなった」

「今まで居眠りなんてしたことなかったのに、仕事(授業)中に居眠りしてしまった」

……なんてことが起こるのです。

「忘れっぽい」ってのも、同じ理屈です。

脳が働かなくて記憶されない、引き出せない。

そして、「風呂に入るのが面倒くさい」ですが……ギャグじゃないですよ。マジです。

脳が働かないということは、そもそも「何かをやろう」という意欲が湧かなくなるということです。

だから、風呂に入るのも「面倒くさいなぁ」と思ってしまいます。

私も、調子悪い時は面倒くさいです。(かなり分かり易いバロメーターだと思いません?)

……もちろん、ちゃんと入りますよ?(笑)


そうして考えてみると、最初に挙げた「元気がでない」「やる気がでない」のも納得ですね。

脳みそが「働け!」っていう信号を出してないんですから、カラダも重いんです。

ひどい時には、朝、起き上がることができません。
(今ではおかげさまで、起き上がれないことはないです)


「好きだったことが、楽しくない」……私を例にすれば音楽ですが、

ギターを弾くこと、歌うこと……治療当初はぱったりなくなりました。

このままじゃ下手になると思って、無理やり弾いたり歌ったりしても

……全然、楽しくない。

私にとって、音楽はそんな気持ちで触れてはいけない……大事なものなので、

……1年くらい……は触らなかったと思います。

調子良い時に口ずさんで、「う〜ん、楽しくない」と思ってやめる、という感じでした。

何より好きだった創作活動は、

……新しく作る、ということはかなり負担がかかるらしく、

私の脳みそはなかなか働きません。湧いてこないんです。

同じようにあるクリエイターの方が、「創作意欲が枯れた」と悩んで、

美術館か何かを見に行き、なんとか創作意欲を芽生えさせようと努力した結果、

翌朝にはカラダが重くて起き上がれなくなったそうです。

そう、創作意欲が枯れたのではなく、「うつ病」だったのです。
(必要なのは休養だったのですね)

私の場合、最近やっと、詩や曲が断片的に出ることがあります。

とても、とても嬉しいことです。

調子の良い時は、ギターをガンガン弾くこともあります。

……楽しいです(笑)

また誰かとカラオケに行ける日も、そう遠くないと思っています。

おっと!私の悪い癖です。
焦らず、マイペースが治療では大事です(^^)




ここまで、色々な「うつ」の症状を挙げてきました。

なんとなく、イメージがついたでしょうか?

少しでもついたなら嬉しいです。

「うつ」になると、誰もが今まで挙げた全ての症状を感じるわけではないですが、

……意外に身近な症状だと思いませんか?

もし自分が「うつ」っぽいなと感じたら、無理せず休むことをお勧めします。

休んで元気になったら、またバリバリいけるんですから☆

(といって、無理せざるを得ないことが世の中たくさんありますが。。。(^^;)



さて、こうして挙げた症状も、休んで元気になれば問題なんてありません。

問題は、「休んでも改善しない」というケースです。
(……自分1人ではどうしようもありませんからね。)

ズバリ、そこでお医者さんが必要になるわけで、

それが「うつ状態」ではなく、「うつ病」と呼ばれる状態なのです。


私の場合は、心療内科に通って、お薬を飲んでいます。

主に、
「日中に脳みそを活性化させる」
「夜は休んで、翌日に向けて力を溜める」

……という薬です。

飲んですぐに良くなるものではありませんし、個人差もありますが、

1週間、一ヶ月、1年と経つうちに、

「朝、カラダが重くて起き上がれない」
   ↓
「カラダは重いが、起きれる」
   ↓
「あまりだるさを感じずに、活動できる」

……といった具合に、症状が改善していきます。

先生によると、最短の周期で2ヵ月半くらい……だったかな……で、いつもの自分に戻れるとか。

それも、良い時と悪い時の波を繰り返しながら、徐々によくなります。

なんにせよ、「調子が悪い時は、病院行けよ」ってことです(^^;)



と、長い文章になってしまいました。

……ちょっと、頑張り過ぎ?

けど、普段は家事ばっかりだし、こういうの有意義で良いと思います。

「うつ」って意外と身近な病気です。

これを読んで下さった方、少しでも何かプラスになったら嬉しいです。


それでは。
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